日経平均株価が過去最大の下落を記録し、世界同時株安が発生した。日銀の利上げ、円高、米株安のトリプルパンチにより投げ売りが相次ぎ、一時8000円を超える下落を見せた。ドル円も急落し、140円台まで下げた。米株価指数も大幅に下落し、恐怖指数が上昇した。
テクニカル分析では、日経平均株価の日足チャートがボリンジャーバンドの-3σ線を下回り、下ヒゲが形成された。RSIは22と低水準で、32000円が直近の支持線と考えられている。
日経平均株価の日足チャートを分析する。日銀の利上げ・円高・世界同時株安という三大要因が一度に重なり、大きな下落となった。さらに、追証による投げ売りもあり、ブラックマンデー以来の過去最大の暴落となった。一時8000円を超えて下げていたが、ボリンジャーバンドの-3σ線を下回っていたため、下ヒゲが形成された。
ただし、執筆時点でも-2σ線は下回っている。バンドウォークの発生に注意が必要。RSIは22となっており、30を上回るまでは警戒が必要。フィボナッチリトレースメントの38.2%に該当する32000円が直近の支持線と考える。