市場分析
Aug 6, 2024

日経平均株価は過去最大の下落、世界同時株安が発生

日経平均株価が過去最大の下落を記録し、世界同時株安が発生した。日銀の利上げ、円高、米株安のトリプルパンチにより投げ売りが相次ぎ、一時8000円を超える下落を見せた。ドル円も急落し、140円台まで下げた。米株価指数も大幅に下落し、恐怖指数が上昇した。

テクニカル分析では、日経平均株価の日足チャートがボリンジャーバンドの-3σ線を下回り、下ヒゲが形成された。RSIは22と低水準で、32000円が直近の支持線と考えられている。

前日価格変動TOP3

  • GBPJPY -1.76%
  • AUDJPY -1.71%
  • USDJPY -1.66%

NY市場マーケットハイライト

  • 日経平均株価が過去最大の下落で4453円安、一時マイナス8000円を超える
  • 日銀の利上げ・円高・米株安のトリプルパンチで投げ売りが相次ぐ
  • ドル円も急落、一時140円台まで下落
  • 米株価指数も急落、リーマンショック以来の月初の急落
  • 恐怖指数が一時38付近まで上昇、40を上回るとパニック状態とみなす水準
  • スイスフランも買われる、USDCHFは急落
  • クロス円では大陰線が連続して出現、下値が見えない状態
  • ドル円は133.40円付近まで下落するシナリオも視野に入る
  • 米利下げ観測が高まるも、ゴールドは下落で反応
  • 原油は一時72ドル台に、中東情勢の影響で買い戻され反発
  • 米緊急利下げを見込む動きもあり、実現は難しいか

JPN225テクニカル分析

日経平均株価の日足チャートを分析する。日銀の利上げ・円高・世界同時株安という三大要因が一度に重なり、大きな下落となった。さらに、追証による投げ売りもあり、ブラックマンデー以来の過去最大の暴落となった。一時8000円を超えて下げていたが、ボリンジャーバンドの-3σ線を下回っていたため、下ヒゲが形成された。

【JPN225/日足】

ただし、執筆時点でも-2σ線は下回っている。バンドウォークの発生に注意が必要。RSIは22となっており、30を上回るまでは警戒が必要。フィボナッチリトレースメントの38.2%に該当する32000円が直近の支持線と考える。

今日の経済指標とイベント(8月6日)

  •   8:30(日本時間)、日家計調査・消費支出
  • 13:30(日本時間)、豪政策金利