イスラエルはエジプトの停戦案を拒否し、ラファ侵攻を継続。米国はラファ侵攻がレッドラインと明言し、武器輸出停止を示唆。中東情勢の不安定化から安全資産のゴールドが上昇。米株は上昇し、ドルは下落。米利下げ観測の高まりがドル売りに。ゴールドはドル売りと地政学リスクの上昇を背景に上昇し、28日移動平均線を上回った。ゴールドの次の節目は2352ドルで、上抜けできれば2400ドルを目指す可能性がある。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.52%
- AUDUSD +0.61%
- AUDJPY +0.55%
NY市場マーケットハイライト
- イスラエルはエジプトなどによる停戦案を拒否、ラファ侵攻を継続
- 米国はラファ侵攻がレッドラインと明言、武器輸出停止へ
- 中東情勢の不安定化が意識される、安全資産のゴールド上昇
- 米株価指数は上昇、S&P500とダウは雲を上抜け
- ドルインデックスは下落、米失業保険申請件数が上昇
- 米利下げ観測が上昇、ドル売りにつながったか
- ドル円は156円手前まで一時上昇も反落、フィボナッチが意識される
- ユーロドルは上昇、52日と200日移動平均線が重なり強い抵抗線を形成
- 英中銀は金利据え置きも緩和支持の委員が2人に、利下げに一歩前進
- ポンドドルは一時売りが強くなるも、ドル売りによって回復
- ゴールドは上昇、ドル売りと地政学リスクの上昇が要因か
- ゴールドは28日移動平均線を再び上回る
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは一目均衡表の転換線で反発し、フィボナッチリトレースメントの23.6%を上抜けて2345ドル台まで上昇している。大陽線を形成しており、基準線を上抜けできるかが今後の焦点となる。
次に節目となる抵抗線は前回の戻り高値である2352ドルと予想できる。2352ドルを上抜けできれば、2400ドルを再び目指す可能性がある。
今日の経済指標とイベント(5月10日)
- 8:30(日本時間)、日本消費支出
- 15:00(日本時間)、英GDP前年比
- 22:00(日本時間)、FOMCメンバー要人発言
- 23:00(日本時間)、米ミシガン大学消費者信頼感指数