市場は米雇用統計発表を控え、全体的に小幅な値動きとなっている。注目のゴールドは3日連続で上昇し、一目均衡表の雲を上抜け、2720ドル付近までの上昇が予想される。為替市場では、ドル円が157.50円台まで下落したものの押し目買いが入り、ポンドドルとユーロドルは3日連続で下落している。
米FRB高官らが慎重な利下げに言及し、インフレ率の収束が見られないことから、米金融緩和の先送りが示唆されている。
日経平均株価は600円以上下落し、基準線が支持線として注目される。本日は米雇用統計やカナダ雇用統計、ミシガン大学消費者信頼感指数の発表が予定されている。
ゴールドは3日続伸、米雇用統計を控えて小幅な値動き
前日価格変動TOP3
- GBPJPY -0.58%
- GBPUSD -0.42%
- AUDJPY -0.39%
NY市場マーケットハイライト
- 米株式市場が休場、相場全体は小幅な値動き
- 米FRB高官が相次いで慎重な利下げに言及、米インフレ率が収まらず
- 日経平均株価は600円以上の下落、基準線が支持線となるか
- ドル円は下落、一時は157.50円台に下落も、押し目買いが入る
- ポンドドルは3日続落、1.20ドルのラウンドナンバー付近
- ユーロドルは3日続落、下降チャネル内を推移し1.0225ドル割れを目指す
- ゴールドは3日続伸、一目均衡表の雲を上抜け
- ゴールドは過去の高値である2685ドルを目指すか
- 原油は荒い値動きが続く、ボラティリティが徐々に上昇
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは3日続伸しており、一目均衡表の雲を上抜けしている。本日は米雇用統計の発表が控えており、米金利政策にも影響する重要指標だ。テクニカル的に考えると、安値を切り上げているゴールドは2720ドル付近まで上昇する可能性がある。
米金融緩和が先送りとなり、ゴールドから米ドルに資金が流れる構図となっている。2720ドルを目標に、米雇用統計後の反応を見守りたいところ。
今日の経済指標とイベント(1月10日)
- 8:50(日本時間)、日本家計調査・消費支出
- 22:30(日本時間)、米雇用統計
- 22:30(日本時間)、カナダ雇用統計
- 深夜0時(日本時間)、ミシガン大学消費者信頼感指数