原油価格が5日ぶりに反発し、74ドル付近で推移している。市場は米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の講演を注視しており、利下げペースに関する発言に注目が集まっている。ドル円は144.45円を安値に反発し146円台に回復したが、10日移動平均線を上抜けできていない。他の通貨ペアも同様にドル高の影響を受けている。原油の需要減少による価格下落が続いており、テクニカル分析では72ドル台での反発が見られるが、パウエル議長の発言次第では更なる下落の可能性もある。本日は日本の全国コアCPI、パウエル議長の発言、英中銀総裁の発言など重要な経済指標とイベントが予定されている。
原油の日足チャートを分析する。原油は過去に何度も反発している72ドル台に接近しており、昨日は反発した。原油の需要減少によって価格の下落が継続している。本日のFRB議長の講演で利下げ慎重姿勢が示唆されれば、72ドルを割り込む可能性もある。
RSIは41となっており、下落余地はまだありそうだ。上値には下降トレンドラインが推移しており、一目均衡表の転換線や基準線も推移しているなど重たい。