米株式市場は本日発表される雇用統計に注目が集まり、小幅な値動きとなっている。FOMCの利下げ判断も雇用統計次第となる見通しだ。
日銀の追加利上げに関しては、中村委員が反対していないと発言したものの、市場の予想は分かれており方向感が失われている。ドル円は150.15円付近で推移し、一目均衡表の雲の上限が支持線として機能している。
ゴールドは2630ドル付近で小反落、雲の下限を下抜けした場合は2600ドルを割り込む可能性もある。RSIは50付近で推移しており、米雇用統計の結果次第で相場の方向性が決まると見られている。
ゴールドは狭いレンジ相場、米雇用統計に注目
前日価格変動TOP3
- EURUSD +0.73%
- GBPUSD +0.46%
- USDJPY -0.28%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は小幅な値動き、本日の米雇用統計に注目
- FOMCで利下げするか停止するかの予想が分かれる、雇用統計次第か
- 日銀の利上げ観測も後退、市場の予想が別れ方向感がなくなる
- 日銀の中村委員は講演で利上げに反対しているわけではないと発言
- 日銀総裁の思惑と委員との間で見通しが異なるか
- ドル円は150.15円付近で推移、雲の中に突っ込めず
- 一目均衡表の雲上限が支持線として機能、149円台が堅いか
- ゴールドは小反落、2630ドル付近で推移
- ゴールドは雲の下限を下抜けできるかに注目、下抜けすれば2600割れも視野
- ユーロドルは再び上昇、転換線に支えられ1.058ドルまで上昇
- ユーロドルはレンジ相場を上抜けできるかが焦点
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは一目均衡表の雲の中で推移しており、上値は転換線と基準線で抑えられている。ポイントは雲を下抜けするかどうか。雲を下抜けすれば、一気に2600ドル割れも視野に入り、2550ドル付近まで下落する可能性もある。
RSIは50付近で推移しており、方向感がないことが示唆されている。米雇用統計の結果次第で利下げ観測が高まれば、ゴールドは上昇しやすくなる。利下げ観測が後退すれば、下落圧力が強まりそうだ。
今日の経済指標とイベント(12月6日)
- 8:30(日本時間)、日家計調査・消費支出
- 19:00(日本時間)、EU国内総生産
- 22:30(日本時間)、米雇用統計
- 23:15(日本時間)、FOMCメンバー:ボウマン氏講演