押し目買い・戻り売りインジケーター7選【使い方とタイミング】

‍

押し目買いや戻り売りは、トレーダーがFX市場の小さな波に乗じて利益を出すための戦略ですが、それを実践するには、正確なタイミングと適切なインジケーターの理解が必須です。本記事では、押し目買いや戻り売りに最適な7つのインジケーターを紹介し、その使い方とタイミングを解説します。あわせて、これらのインジケーターを活かすコツもお伝えします。

この記事を通じて、あなたは市場の動きをより深く理解し、自分のトレーディング戦略に自信を持つことができるようになるでしょう。市場での成功率を高め、安定した利益を出すための第一歩として、この記事を活用してください。

インジケーターを最大限活かすため、まずは押し目買いと戻り売りの理解を深めていきましょう。

押し目買い・戻り売りとは？

押し目買いとは簡単に言うと、価格が一時的に下がった時に購入する戦略のことで、戻り売りは価格が一時的に上がった時に売却する戦略のことです。今から、これら二つの戦略が何を意味し、どのように市場の変動を利益へと変えるのかを明らかにします。

まずは、押し目買いから詳しく見ていきましょう。

‍

押し目買いとは？

押し目買いというのは、簡単に言えば「安くなったタイミングで買いエントリーする」ことです。相場は上下の波を形成しながら、トレンドを形成しています。一方向だけに動いているわけではありません。

下記はドル円の日足チャートです。

1番の部分が「押し目買い」となった価格帯です。大きな視点で見ると、上昇トレンドを形成していますが、1本調子で上昇するのではなく、定期的に調整の下落があり、押し目買いチャンスがあることが分かりますね。

調整のタイミングで、トレンド方向にエントリーできれば、リスクは低く利益幅を大きくできるチャンスがあります。

実際にトレードするときは、以下の手順で相場分析していきましょう。

‍

1. 全体的に右肩上がりのチャートを探す
2. ‍調整の動きがないか、探す
3. ‍少しずつ買いエントリーする‍

‍

押し安値の形成される価格帯の見つけ方の詳細は、押し安値・戻り高値とは？の記事で解説しています。

注意しないといけないのは、本当に一時的な下落なのか、それとも完全に流れが変わったのか、見極めるのが難しい点です。マルチタイムフレーム分析などを活用すると、勝率も上がりますので、ぜひ試してみてください。

戻り売りとは？

戻り売りは、下降トレンドの中で一時的に上昇した価格で売る取引手法です。相場が全体的に下落基調になっているとき、少し戻った（上がった）タイミングを狙って売ることで利益を得ます。

上記は、ドル円日足チャートで、上昇トレンドの後に形成された下落トレンドの例です。

下落トレンドの勢いは上昇トレンドよりも大きいですが、それでも②の部分にあるように、定期的に戻り高値を形成していることが分かります。

しかし、押し目買いも戻り売り高値も、本当にトレンド転換を示唆していないかを確認する必要があります。そこで活用するのが、テクニカル分析です。

押し目買いや戻り売りのテクニカル分析として人気なのが、移動平均線です。また、ローソク足パターンである「明けの明星」「宵の明星」「包み足」なども注目しましょう。

ローソク足パターンについては、ローソク足の反転サインの記事で詳しく解説しています。

戻り売りは、うまくいけば高い確率かつ短期間で利益が得られます。

‍

押し目買い・戻り売りインジケーター

FX市場で成功を収めるためには、押し目買いや戻り売りのタイミングを見極めることが極めて重要です。では、そのタイミングをどのように見極めればよいのでしょうか？

そこで活用できるのが、以下の7つの主要インジケーターです。

• 移動平均線
• トレンドライン
• ボリンジャーバンド
• フィボナッチ
• RSI
• ADX
• ATR

これらのインジケーターを理解し、適切に活用することで、市場の波を読み解き、より効果的な取引戦略を立てることが可能になります。それぞれの使い方とタイミングについて詳しく見ていきましょう。

‍

①移動平均線

移動平均線は、押し目買いや戻り売りのタイミングを見極めるための基本的かつ有効なインジケーターです。各通貨ペアや時間軸によって、トレーダーが注目する移動平均線は異なるため、過去のチャートを分析し、適切な期間設定を行うことが重要です。

例えば、強いトレンドが発生している場合には、28日や52日移動平均線が参考になります。一方で、中長期的なトレンドを見極める際には、90日や200日移動平均線が効果的です。

また、200日移動平均線は特に注目されるラインであり、「最後の砦」としてトレンドの強弱を判断する上で重要です。200日移動平均線で反発・反落する可能性が高く、もし割り込んだ場合には、トレンド終了の可能性を考える必要があります。

‍

使い方とタイミング

移動平均線を使った押し目買いと戻り売りは、移動平均線の並び方がポイントです。

短期MAと長期MAの位置関係を確認します。上昇トレンドでは短期MAが長期MAの上、下降トレンドではその逆になります。

下記はユーロ円の日足チャートです。

上昇トレンドで、上から28日移動平均線、52日移動平均線、200日移動平均線が並んでおり、パーフェクトオーダーを形成しています。

各移動平均線付近でのローソク足の動きを分析すると、③の200日移動平均線付近では何度も反発しており、その後、上昇トレンドが形成されました。

②の52日移動平均線でも、押し目買いの動きが2回発生していますね。

トレンドがとても強くなってくると、28日移動平均線が支持線①として機能しています。

通貨ペアや銘柄、時間足によって、意識される時間足は異なります。

例えば、週足であれば、1年間の移動平均である52週移動平均線が強く意識される傾向があります。過去の相場で反発・反落の動きが見られるか、がポイントです。

移動平均線の期間設定で迷っている人は、移動平均線の設定は何が最強？の記事を参考にしてみて下さい。

②トレンドライン

トレンドラインは、チャート上の連続する高値（下降トレンド）や安値（上昇トレンド）を結んだ直線で、大きな相場の流れがビジュアルで分かるというメリットがあります。

トレンドラインは、シンプルですが、非常に有効な分析ツールです。

上昇トレンドでは価格の安値を結ぶラインが支持線として機能し、下降トレンドでは高値を結ぶラインが抵抗線として機能します。

トレンドラインの信頼性を確認するため、以下の項目をチェックしてみましょう。

1. 反応している安値・高値の数：トレンドラインの信頼性
2. ラインの長さ：長期間にわたって有効なラインほど重要
3. 角度：極端に急な角度のラインは、長続きしない可能性がある
4. 上位足のトレンドライン：上位足であるほど強い支持線・抵抗線となる

トレンドラインは、サポートやレジスタンスとしての役割だけでなく、トレンドの継続や反転も示唆する場合があります。

例えば、上昇トレンドラインを上から下へブレイクアウトした場合、トレンドの終了や反転の可能性があります。トレンドラインで反発・反落が確認できた場合、押し目や戻り売りのチャンスとなります。

使い方とタイミング

トレンドラインを使った取引では、まず2つ以上の反発・反落点を確認します。反応回数が多いほど、そのトレンドラインの信頼性は高くなります。

日足などの長期間の時間軸、15分足などの短期時間軸のどちらでも活用できます。

下記のチャートは豪ドル米ドルの15分足チャートです。

下降トレンドラインが描画されていますね。

トレンドライン近くにローソク足が接近すると、長い上ヒゲが出現し、青い枠の部分では、トレンドライン付近で十字線など下落を示唆するローソク足パターンが出現しています。

高値切り下がりになっていることが確認できるため、戻り売りのチャンスの価格帯です。

押し目買いは、上昇トレンドラインに価格が接近したときが狙い目。戻り売りは、下降トレンドラインへの接近時がチャンスです。どちらも、価格がラインに到達し反転する動きを確認してからエントリーします。

よりトレードの精度を高くしたい場合は移動平均線も併せて表示し、トレンドの補強材料としましょう。

‍

③ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドは、ボラティリティの変化を視覚化する人気テクニカル指標です。

ボリンジャーバンドは、移動平均線を中心として、その上下に標準偏差を加えた3本のラインで構成されています。中心線はデフォルトで21日移動平均線で、上下のバンドは、この移動平均線から標準偏差の2倍（デフォルト設定）離れた位置に描画されます。

ボリンジャーバンドの特徴は、相場のボラティリティ（価格変動の大きさ）を動的に表現している点です。相場のボラティリティが高まっているときにはバンドが上下に広がる「エクスパンション」、落ち着いている時期にはバンド幅が縮まる「スクイーズ」と呼ばれる局面があります。

押し目買いや戻り売り戦略で活用する場合、中心線の向きを確認してから、ローソク足が調整の動きをしたときにエントリーを検討します。

使い方とタイミング

ボリンジャーバンドを使った押し目買いと戻り売りは、バンドと価格の関係に注目します。

最初に確認するのは、中心線が明確な方向を示しているかという点です。

下記はドル円の日足チャートです。

中心線（緑線）は、上方向となっていますので、押し目買いチャンスを狙います。

①の部分では、ローソク足が-2σ～-3σ線にタッチしており、それぞれ「明けの明星」と「包み足」のローソク足パターンが出現しています。

以上を考えると、押し目買いチャンスであると、判断できます。

押し目買いは、上昇トレンドで価格が下のバンドに接触または突破し、その後バンド内に戻る動きを見せたときが好機です。戻り売りは、下降トレンドで価格が上のバンドに接触または突破し、バンド内に戻るときがチャンスです。

④フィボナッチ

フィボナッチリトレースメントは、相場の反動の大きさを予測するための主要テクニカル分析ツールです。

フィボナッチリトレースメントで意識される主要なレベルは、23.6%、38.2%、50%、61.8%です。特に、50％（半値）は注目されます。フィボナッチレベルは価格が大きく動いた後の調整幅を予測するのに役立ちます。

フィボナッチリトレースメントの特徴は以下の通りです。

1. トレンドの継続と反転を予測できる
2. サポートとレジスタンスレベルを特定できる
3. 利益確定や損切りのレベル設定に活用できる
4. 様々な時間軸で適用可能

基本的には日足のフィボナッチが最も重要です。

トレンドが非常に強いと38.2％付近で反発、やや大きな調整がある場合は50%で反発するパターンが多い傾向です。61.8%を抜けると、「トレンド全戻し」の可能性があります。

使い方とタイミング

フィボナッチを使った押し目買いと戻り売りは、主要なフィボナッチレベル（特に38.2%、50%、61.8%）に注目します。

押し目買いは、上昇トレンドで価格が主要フィボナッチレベルまで下落し、反発の兆しを見せたときが好機です。

戻り売りは、下降トレンドで価格が主要レベルまで上昇し、反落の兆しを見せたときがチャンスです。

下記は米ドルカナダドルの日足チャートです。

上昇トレンドが終わった後、下落トレンドを形成しています。

フィボナッチリトレースメントを、上昇トレンドの安値と高値を結んで描画します。

50%まで下落した後、38.2%に戻っていますね。

しかし、38.2%で再度反落し、売り圧力が強まりました。50%を下抜けた段階で売りエントリーを検討できるでしょう。

61.8%が抵抗線として機能していることが確認されれば、トレンド全戻しの可能性が高くなるため、一定程度の売りチャンスがあると判断できます。

⑤RSI

RSIは、相対力指数とも呼ばれるオシレーター系指標です。一般的には、買われすぎ・売られすぎを判断する指標として活用されています。

RSIは、「設定期間中のローソク足の動きを分析して、どれぐらいの割合が上昇の動きだったか」を数値で示します。

例えば、「期間設定14のRSI＝55だった場合、過去のローソク足の値動きのうち、55%が上昇の動きだったこと」を示唆します。期間中の動きのみを考えると、上昇の動きが優勢だと判断できますね。

例えば、上昇トレンドを形成している相場で調整売りの動きがあり、RSI＝25になったとします。上昇トレンドがまだ継続していると考える場合、RSI＝25になったら押し目買いエントリーを検討できるでしょう。

RSI＝25というのは、やや売られすぎ圏内であり、上昇トレンドが継続しているのであれば、反発する可能性が極めて高いからです。

‍

使い方とタイミング

RSIを押し目買いや戻り売りとして活用する場合、「50」を判断基準にするという方法もあります。

RSIが50で反発したことを確認したら買いエントリーを検討、50で反落したことを確認したら売りエントリーを検討するという手法です。

下記はポンド円の日足チャートです。

上昇トレンドを形成していることが分かりますね。

トレンドが強まり、一時RSIが70を上回って再び70を下回りました。これは売りシグナルとなります。

しかし、28日移動平均線が支持線として機能し、上昇トレンドがまだ継続している可能性があります。

そこでRSIを確認すると、50で反発していますね。

「RSIの数値＞50」であれば上昇基調ですので、50で反発しているということは押し目買いの動きが強くあった証拠です。

上記は、移動平均線の反発が本物かどうかを見極めるときに、RSIを活用するという例です。

⑥ADX

ADXは、トレンドの強さを測定するテクニカル指標です。MT4／MT5では、ADX、+DI、-DIという3つのラインがデフォルトで描画されます。

ADXはトレンドの強さを示しますが、上昇か下落のどちらのトレンドが強いかが判断できません。+DIが上昇していれば上昇の動きが強い、-DIが上昇していれば下落の動きが強いと判断します。

基本的に、ADXが25以上かつ+DIが上向きになっていれば、上昇トレンドが強くなっていると判断します。逆に、ADXが25以上かつ-DIが上向きになっていれば、下落トレンドが強くなっていると判断します。

トレンドが強いことが判断できれば、調整の動きがあったときに、押し安値・戻り高値を狙う準備がしやすいでしょう。

しかし、ADXだけでは、具体的なエントリーポイントは分かりません。フィボナッチリトレースメントや移動平均線など、他のインジケーターを併用してエントリーポイントを見極める必要があります。

使い方とタイミング

ADXは直接的に押し目買いや戻り売りのタイミングを示すものではありませんが、トレンドの強さを判断する上で重要です。

下記はゴールドの4時間足チャートです。

チャート上の①の青枠部分を見ると、28移動平均線が支持線として機能しています。

ただ、もみ合いが続いており、上昇継続するのか反落するのかが判断しづらい相場です。

対応するADXや+DIを確認します。

ADXは30を上回っており、最高値からは一時下落していましたが、再度上昇しています。

+DI（緑線）も上昇し、30を上回っています。

ADXだけでエントリータイミングを判断はできませんが、トレンドが継続するのか、相場の方向性がどうなっているのかを確認するツールとして活用し、押し目買いや戻り売り戦略で活用できます。

⑦ATR

ATR（アベレージ・トゥルー・レンジ）は、相場のボラティリティを数値で示唆するインジケーターです。ATRの数値が大きければ、ボラティリティが大きくなっていると判断します。

ATRを押し目や戻り高値で活用する方法を紹介します。

例えば、ドル円日足のATR（期間設定14）＝1.20だったとします。つまり、過去14日間におけるドル円の1日の平均ボラティリティは1.2円（120Pips）だということですね。

上記のように考えると、当日も過去平均値と同様に100Pips～120Pips程度がボラティリティの目安と考えられます。

全体的には上昇トレンドを形成している場合、当日の始値から100Pipsぐらい下がれば、押し安値として買いエントリーを検討できるかもしれません。もちろん、ATRだけでは判断できませんし、要人発言や経済指標発表などで大きく変動する可能性もあります。

平均ボラティリティが分かると、「どの程度逆行すれば反発しやすいか」が判断できます。

使い方とタイミング

ATRは、設定期間の平均ボラティリティを示すインジケーターです。

ボラティリティが急上昇している場合、調整の動きが終わり、再度トレンド方向へ相場が動いている可能性があります。この特性を活用したトレード手法を紹介します。

下記はゴールドの4時間足チャートです。

チャート上の1番の青枠部分では28移動平均線を挟んで攻防が続いています。

全体を見ると、移動平均線は上向きになっていますので、上昇トレンドが続く可能性もあります。

ATRを確認すると、ボラティリティが急騰していることが分かりますね。直近のATR高値を上抜けて、元のトレンドに戻ろうとする動きになっていることが確認できます。

結果的に28移動平均線が支持線となっていることが確認され、ローソク足でも直近高値を上回っていることが確認されたので買いエントリーを検討できるでしょう。

ATRもADXと同様に、ATRだけではエントリー判断はできませんが、相場の環境認識をする上ではとても有効なツールです。

押し目買い・戻り売りインジケーターを活かすコツ

押し目買いや戻り売りの戦略を成功させるには、ただ正確なインジケーターを選ぶだけでは不十分です。市場のノイズを切り抜け、実際のトレードチャンスを見極めるためには、戦略的なアプローチが必要になります。具体的には以下の3つです↓

• トレンドを確認する
• ボリュームを考慮する
• 複数のインジケーターを組み合わせる

これらのコツを学ぶことで、あなたは市場分析においてより洗練された視点を持ち、効果的に利益を上げるための判断を下すことができるようになるでしょう。ひとつずつ詳しく解説していきます。

トレンドを確認する

押し目買いや戻り売りを狙うために、まずは全体のトレンドを確認しましょう。トレンドが弱かったり、レンジ相場のときに押し目買いや戻り売りをしてしまうと、予想どおりに相場が反発・反落せず、含み損が多くなってしまう可能性があります。

「上位足のトレンド方向と、下位足のトレンドが一時的に異なっているときに、できるだけ有利な価格でエントリーする」

と考えるのが基本です。

トレンドを確認するには、まずは日足チャートを分析しましょう。

明らかにトレンドが出ている場合、視覚的に判断できるはずです。移動平均線やGMMA、一目均衡表などを表示させて、エントリー根拠を積み上げていくことも大切です。

エントリー根拠については、FXのエントリー根拠とは？の記事で詳細を解説しています。

ボリュームを考慮する

FX取引で「出来高」を確認する機会は少ないと思います。ただ、個別株やCFD銘柄では非常に重要な指標です。

FX取引は24時間取引ができますが、できるだけ多くのトレーダーが市場参加する時間帯を狙うのがいいでしょう。

私のおすすめは、日本時間の午後4時30分（夏時間：午後3時30分）のロンドン時間の始まりです。この時間帯は、東京市場と逆行の動きになる場合が多く、逆行した後に、トレンド方向に転換する場合が非常に多いです。

いきなりボラティリティが大きくなるので、30分程度様子見をしてからエントリーを検討してみましょう。

日本時間の午後10時前後からスタートするニューヨーク時間は、市場参加者が最も多い時間帯です。この時間帯は、重要な米経済指標がたくさん発表されます。トレンドが最も発生しやすい時間帯であり、押し目・戻り高値が形成される可能性が高い時間帯とも言えます。

午後4時前後、午後10時前後は、とても重要な時間帯なので、ぜひチェックしてみてくださいね。

複数のインジケーターを組み合わせる

単一のインジケーターに頼るのではなく、複数のインジケーターを組み合わせることで、より信頼性の高い取引シグナルを得ることができます。

例えば、移動平均線でトレンドを確認し、RSIで過買い・過売りの状態を判断し、ボリンジャーバンドで価格変動の範囲を見極めるといった具合です。これによりダマシのリスクを減らし、より正確な市場分析が可能になります。

ただし、あまりに多くのインジケーターを使用すると、分析が複雑になり、混乱を招く可能性もあります。3〜4種類のインジケーターを組み合わせ、それぞれが異なる側面（トレンド、モメンタム、ボラティリティなど）を分析するようにすると効果的です。

複数のインジケーターが同じシグナルを示したときこそ、最も信頼性の高い取引機会となります。

‍

Threetraderで押し目買い・戻り売りインジケーターを活用

ThreeTraderが提供する取引プラットフォームMT4／MT5には、この記事で紹介したインジケーターは全て標準装備されているため、インストールしたら、すぐにトレードで活用することができます。

押し目買い・戻り売りタイミングをローソク足だけで判断するのはとても難しいです。この記事で紹介したテクニカル指標の使い方やタイミングを参考に、得意な手法を見つけてみてください。

ThreeTraderは、専属アナリストが客観的な視点で各主要通貨ペアや銘柄の重要分析ポイントを、毎朝、また毎週日曜日にレポート形式で配信しています。

また、ブログ記事では、一目均衡表の雲やローソク足パターン、各テクニカル指標の詳細を紹介している記事がたくさんあります。各テクニカル指標のより詳細な使い方や、ローソク足パターンの分析方法なども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ｜押し目買い・戻り売りインジケーター

本記事では、FX市場でよく用いられる押し目買いと戻り売りの戦略に焦点を当て、これらを支援するための7つの重要なインジケーターについて詳しく解説しました。

紹介したインジケーターは、移動平均線、トレンドライン、ボリンジャーバンド、フィボナッチ、RSI、ADX、ATRといったもので、各々が市場の異なる側面を捉え、トレーダーがより良い取引判断を下すのを助けます。これらのインジケーターを活用することで、押し目買いや戻り売りの最適なタイミングを見極め、市場の動きを自分の利益につなげることが可能になります。

また、インジケーターを最大限に活かすためのコツとして、トレンドの確認、ボリュームの考慮、そして複数のインジケーターを組み合わせる重要性を強調しました。これらのアプローチを取り入れることで、市場分析の精度を高め、効果的なトレード戦略を立てることができます。

ThreeTraderのプラットフォームでは、これらのインジケーターを直感的に利用でき、トレーディングの経験をさらに向上させられます。さっそく、本記事で学んだ知識とツールを試し、利益を最大化させましょう。