ドル円は上昇を加速し、160.80円まで38年ぶりの円安水準を記録した。神田財務官の円安けん制発言にもかかわらず、市場は対立姿勢で円売りが加速している。為替介入を期待した売りポジションのストップ注文で上昇が加速したと考えられる。ユーロ円はユーロ創設以来の水準で、クロス円でも円安が止まらない。ドル円の日足チャートでは、フィボナッチエクスパンションの161.8%に該当する163.65円を目指して上昇中であり、RSI(14)は71、RSI(24)は66となっている。為替介入はもう少し先の予想で、引き続き円安基調が続きそうだ。
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円にフィボナッチファンを描画すると、61.8%で反発した後、50%に接近している。フィボナッチエクスパンションでは100%を上抜け、161.8%に該当する163.65円を目指して上昇中。ボリンジャーバンドでは+2σ線よりも下に位置しながら、ゆっくりと円安がすすんでいる。
為替介入を期待して70%超えが売りポジションとなっているなど、売りに傾いており、ストップ注文で大きく上昇したと考える。RSI(14)だと71となっており、RSI(24)では66となっている。為替介入はもう少し先の予想であり、引き続き円安基調は続きそうだ。