ドル円は上昇を加速し、160.80円まで38年ぶりの円安水準を記録した。神田財務官の円安けん制発言にもかかわらず、市場は対立姿勢で円売りが加速している。為替介入を期待した売りポジションのストップ注文で上昇が加速したと考えられる。ユーロ円はユーロ創設以来の水準で、クロス円でも円安が止まらない。ドル円の日足チャートでは、フィボナッチエクスパンションの161.8%に該当する163.65円を目指して上昇中であり、RSI(14)は71、RSI(24)は66となっている。為替介入はもう少し先の予想で、引き続き円安基調が続きそうだ。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -0.90%
- AUDJPY +0.75%
- USDJPY +0.70%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は小幅続伸、本日の米PCE発表待ち
- 神田財務官が円安けん制も、市場は対立姿勢で円売り加速
- ドル円は160.80円まで上昇、直近高値を超えて38年ぶりの円安水準
- ドル円は為替介入を期待した売りポジションのストップで上昇が加速
- ユーロ円はユーロ創設以来の水準、クロス円でも円安は止まらず
- 米個人消費支出が発表予定、ゴールドに特に影響
- ゴールドは2300ドル割れ、ネックラインを継続して目指す
- 豪ドルは高値・安値が接近しトライアングル形成、ブレイクアウトに注意
- ユーロドルは下落、直近安値を割り込む
- 原油在庫量は増加、需要拡大の予想を裏切る結果
- 原油は81ドル前半で推移、80ドル割れに注目
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円にフィボナッチファンを描画すると、61.8%で反発した後、50%に接近している。フィボナッチエクスパンションでは100%を上抜け、161.8%に該当する163.65円を目指して上昇中。ボリンジャーバンドでは+2σ線よりも下に位置しながら、ゆっくりと円安がすすんでいる。
為替介入を期待して70%超えが売りポジションとなっているなど、売りに傾いており、ストップ注文で大きく上昇したと考える。RSI(14)だと71となっており、RSI(24)では66となっている。為替介入はもう少し先の予想であり、引き続き円安基調は続きそうだ。
今日の経済指標とイベント(6月27日)
- 18:00(日本時間)、英中銀金融安定性報告書
- 21:30(日本時間)、米失業保険申請件数
- 21:30(日本時間)、米GDP
- 21:30(日本時間)、米コア個人消費支出価格
- 21:30(日本時間)、米耐久財受注