ゴールドは反落しており、FRB議長のタカ派転換の可能性に注目が集まっている。米株価指数は雇用コストの上昇によるインフレ懸念で下落しており、FRB議長がタカ派転換となれば、さらなる株安とドル高が予想される。ドル円は157.50円を回復したが、円買い介入の効果は限定的であった。ゴールドは中東情勢の緩和と高金利政策の継続を背景に売りが強まり、2300ドルを割り込んだ。日足チャートでは、28日移動平均線を下回り、フィボナッチリトレースメントの38.2%である2260ドルを目指す可能性がある。本日は米ADP雇用統計とFOMC、FRB議長記者会見に注目。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -2.27%
- AUDUSD -1.43%
- GBPUSD -0.57%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は反落、雇用コストの上昇でインフレが収まらず
- 本日はFOMCが開催予定、タカ派政策に転換の可能性に注目
- FRB議長がタカ派転換となれば、株価下落&ドル買いが強まる可能性
- ドル円は157.50円を回復、円買い介入も効果はほとんどなし
- ユーロドルは包み足が出現して反落、28日移動平均線が抵抗線
- ポンドドルも反落、はらみ足が出現
- 豪ドルは大幅反落、90日移動平均線で反落し0.6470ドルで推移
- ゴールドは2300ドルを割り込む、28日移動平均線を割り込む
- ゴールドは中東情勢の緩和と高金利政策の継続を背景に売りが強まる
- 原油も売りが強まる、81.3ドルを割り込めば大きく下落の可能性
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは2431ドルの史上最高値を付けた後、反落しており、現在は28日移動平均線を割り込んでいる。米FRBがタカ派に転換すると考えられており、金利を生まないゴールドは売り圧力が強くなっている。
フィボナッチリトレースメントを描画すると、38.2%の価格帯に該当する2260ドルを目指す可能性がある。フィボナッチの価格帯に注意し、しばらくは下落方向への動きに注意したい。
今日の経済指標とイベント(5月1日)
- ドイツ・イギリス祝日
- 21:15(日本時間)、米ADP雇用統計
- 翌3:00(日本時間)、米FOMC&政策金利
- 翌3:30(日本時間)、FRB議長記者会見