ゴールドは反落しており、FRB議長のタカ派転換の可能性に注目が集まっている。米株価指数は雇用コストの上昇によるインフレ懸念で下落しており、FRB議長がタカ派転換となれば、さらなる株安とドル高が予想される。ドル円は157.50円を回復したが、円買い介入の効果は限定的であった。ゴールドは中東情勢の緩和と高金利政策の継続を背景に売りが強まり、2300ドルを割り込んだ。日足チャートでは、28日移動平均線を下回り、フィボナッチリトレースメントの38.2%である2260ドルを目指す可能性がある。本日は米ADP雇用統計とFOMC、FRB議長記者会見に注目。
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは2431ドルの史上最高値を付けた後、反落しており、現在は28日移動平均線を割り込んでいる。米FRBがタカ派に転換すると考えられており、金利を生まないゴールドは売り圧力が強くなっている。
フィボナッチリトレースメントを描画すると、38.2%の価格帯に該当する2260ドルを目指す可能性がある。フィボナッチの価格帯に注意し、しばらくは下落方向への動きに注意したい。