4月の主な価格変動はUSDJPY +1.3%、EURUSD -0.85%、XAUUSD -2.49%。米トランプ大統領の対中姿勢軟化により株式市場は上昇。トランプ政権はFRB議長解任の意図はなく、ベッセント財務長官は通貨目標がないと明言した。
ドル円は141円台から143円台へ上昇。ユーロドルとポンドドルは2日続落。ゴールドは窓を開けて下落し、原油も下落した。
ユーロ円は4月2日と7日を起点とする価格の高値・安値が収束し、ペナント形成が進行中。ローソク足には上下に長いヒゲが目立ち、相場は方向感を模索している。フィボナッチ分析では、下方へ転じた場合161.18円が注目される。
4月の価格変動TOP3
- USDJPY +1.3%
- EURUSD -0.85%
- XAUUSD -2.49%
NY市場マーケットハイライト
- 米トランプ大統領は対中強硬姿勢を軟化か、株式市場は上昇
- トランプ政権はFRB議長を解任する意図はないとコメント
- ベッセント財務長官は通貨目標は一切ないと明言
- ドル円は141円台から143円台に大幅上昇、緊張ムードが和らぐ
- ユーロドルは2日続落、緊張緩和でドル高が背景
- ポンドドルも2日続落、転換線が支持線として機能
- ゴールドは続落、リスクオフムード後退で3260ドル付近で推移
- ゴールドは窓を開けて下落、転換線を割り込む
- 原油は下落、26日移動平均線が抵抗線として機能し包み足を形成
ポンドドルテクニカル分析
ユーロ円の日足チャートを分析する。4月2日および4月7日を起点とする価格の高値・安値が収束しており、三角持ち合い(ペナント)型の形成が進んでいると読み取れる。
また、直近数週間のローソク足では上下に長いヒゲが目立ち、相場が方向感を模索している状況にある。ユーロ円はユーロドルおよびドル円の双方の動きに影響を受けやすい。現在のチャート形状からは、上下いずれかへブレイクアウトする可能性が高いと考える。

フィボナッチ・リトレースメントを描画すると、現在の価格帯は特定の抵抗帯に強く影響している様子は見られないが、下方向に転じた場合は、50%に該当する161.18円が意識されやすい水準として注目される。
今日の経済指標とイベント(4月24日)
- 19:00(日本時間)、英CBI 製造業楽観視数
- 21:30(日本時間)、米失業保険申請件数
- 21:30(日本時間)、米耐久財受注
- 23:00(日本時間)、米中古住宅販売戸数