原油価格が上昇し、83.7ドル付近で推移している。中東情勢、フランスの政治情勢、米政治など、世界各地で地政学リスクが増加していることが要因。テクニカル分析では、原油の日足チャートが上方向にブレイクアウトし、次の目標高値は85ドル付近と予想される。米国ではトランプ前大統領の免責特権が一部認められる。ドル買い需要が増加。ドル円は161.72円まで上昇し、円安水準を更新した。今日は豪金融政策委員会議事要旨、FRBパウエル議長発言、米JOLT求職、日銀短観大企業業況判断などの経済指標とイベントが予定されている。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +2.3%
- EURJPY +0.51%
- USDJPY +0.44%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数はほぼ同じ水準、テスラ株が上昇
- トランプ前大統領の免責特権を一部認める、裁判は大統領選後に
- トランプ氏優位でドル買い需要が増加中、財政赤字拡大とインフレ上昇懸念
- ドル円は円安水準を更新、161.72円まで上昇
- 米10年債利回りの上昇により金利差拡大、ドル買い円売りの動きが継続
- ゴールドは小幅高、2330ドル付近で推移
- ユーロドルは上方向に窓を大きく開ける、窓埋めはできず
- ユーロドルは1.074ドル付近で推移、窓埋めの動きに注意
- 原油は上昇、83.7ドル付近で推移
- 中東情勢、フランスの政治情勢、米政治など地政学リスクが各地で増加
原油テクニカル分析
原油チャートの日足チャートを分析する。1週間ほど、もみ合いが継続しており、トレンド中間地点で発生する拡大トライアングルのような形が出現していた。昨日、上方向にブレイクアウトし、83.7ドル台まで上昇している。
次の目標高値は過去の高値でもある85ドル付近と予想できる。RSIは59となっており、安定的な上昇基調を示す水準で推移している。
今日の経済指標とイベント(7月2日)
- 8:50(日本時間)、日銀短観大企業業況判断
- 10:30(日本時間)、豪金融政策委員会議事要旨
- 22:30(日本時間)、FRBパウエル議長発言
- 23:00(日本時間)、米JOLT求職