FRB議長のパウエル氏が年内の利下げを示唆したことを受け、ゴールドが急騰し2300ドルを上回った。米株価指数はまちまちの動きとなり、ADP雇用統計は市場予想を上回ったものの、ISM非製造業指数は2ヶ月連続で低下した。ドル円は一時151.957円の高値を付けたが、その後下落した。ゴールドの日足RSIは77まで上昇しており、過熱感が見られる。今後の動向には注意が必要だ。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.82%
- AUDJPY +0.79%
- EURJPY +0.74%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数はまちまちの動き、ADP雇用統計は市場予想を上回る
- パウエルFRB議長は「年内に利下げが適切」と強調
- 米ISM非製造業指数は2ヶ月連続低下、ドル円の上昇にストップをかける
- FRB議長の発言を受けてゴールドは急騰、一時2300ドルを上回る
- ゴールドの日足RSIは77まで上昇、フィボナッチの100%価格帯に接近
- ドル円は一時151.957円の高値を付ける、ISMやFRB議長のコメントで下落
- ユーロドルは200日移動平均線まで回復、ドル安が影響
- ポンドドルは大きく上昇、RSIは49まで回復
- 原油は86ドル台に一時上昇、上昇基調が継続
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは7日続伸となっており、2300ドルを上回っている。フィボナッチエクスパンションを描画すると、2307ドルが100%価格帯に該当するため、今後の動きには注意が必要だ。背景にはFRB議長が年内の利下げが適切という考えを示したほか、地政学リスクの上昇に伴う安全資産への資金流入が挙げられる。
RSIは77で推移しており、過熱感も見られる。過去に当時の史上最高値を更新した際、75.64,81.02を付けて、その後急落した。今回は77となっており、反落の警戒感が高まる。慎重にトレードするべき相場となっている。
今日の経済指標とイベント(4月4日)
- 9:30(日本時間)、豪小売売上高
- 17:30(日本時間)、英総合PMI
- 21:30(日本時間)、米失業保険継続申請件数