FRB議長のパウエル氏が年内の利下げを示唆したことを受け、ゴールドが急騰し2300ドルを上回った。米株価指数はまちまちの動きとなり、ADP雇用統計は市場予想を上回ったものの、ISM非製造業指数は2ヶ月連続で低下した。ドル円は一時151.957円の高値を付けたが、その後下落した。ゴールドの日足RSIは77まで上昇しており、過熱感が見られる。今後の動向には注意が必要だ。
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは7日続伸となっており、2300ドルを上回っている。フィボナッチエクスパンションを描画すると、2307ドルが100%価格帯に該当するため、今後の動きには注意が必要だ。背景にはFRB議長が年内の利下げが適切という考えを示したほか、地政学リスクの上昇に伴う安全資産への資金流入が挙げられる。
RSIは77で推移しており、過熱感も見られる。過去に当時の史上最高値を更新した際、75.64,81.02を付けて、その後急落した。今回は77となっており、反落の警戒感が高まる。慎重にトレードするべき相場となっている。