英国の選挙で労働党が圧勝し、14年ぶりの政権交代が実現。これを受けてポンドドルは3日連続で上昇し、72日移動平均線が支持線となっている。週足チャートではトライアングル形成中で、上方ブレイクの可能性が注目される。一方、米国では雇用統計発表を控え、雇用者数減少と失業率上昇が予想されている。これにより利下げ観測が高まり、9月の利下げ予想が多数を占める。ドル円は反落、ユーロドルと豪ドルは上昇傾向にある。原油価格も続伸し、85ドルの節目に接近している。本日は米国雇用統計が発表される。
ポンドドルの日足チャートを分析する。ポンドドルは72日移動平均線が支持線として機能し、基準線を上回って推移している。上値に控える抵抗線は下降トレンドラインだ。ポンドドルは週足のトライアングルの中で推移しており、昨日の英選挙の結果を受けて突破する可能性がある。
RSIは50以上で推移しており、上昇基調がやや強まっている。直近高値である1.2860ドルを上抜けできるかに注目していきたい。