米雇用統計は予想を下回り、失業率は上昇した。これを受けて米FRBによる利下げ観測が再び高まり、ドル売りが強まった。ドル円は2回の為替介入後、一時151円台まで下落し、52日移動平均線が意識されている。ユーロドルとポンドドルは上昇後に反落、豪ドルは上昇トレンドが発生した。ゴールドはドル売りで反発、原油は6日続落している。ドル円の日足チャートでは、円安にブレーキがかかったと考えられ、RSIは押し目買いが強まる水準にある。
ドル円の日足チャートを分析する。米雇用統計の弱めの結果を受けてドル売りが強まり、ドル円は一時151円台まで下落。意識されているのは52日移動平均線。2回の為替介入の後に米利下げ観測が高まるという要因が重なり、円安にブレーキが掛かったと考えることができる。
RSIを分析すると、50に接近しており、押し目買いが強まる水準でもある。GWが明け、為替介入の影響が一服すると、押し目買い注文が多く発生する可能性もある。52日移動平均線を割るかどうかに注目したい。