米雇用統計は予想を下回り、失業率は上昇した。これを受けて米FRBによる利下げ観測が再び高まり、ドル売りが強まった。ドル円は2回の為替介入後、一時151円台まで下落し、52日移動平均線が意識されている。ユーロドルとポンドドルは上昇後に反落、豪ドルは上昇トレンドが発生した。ゴールドはドル売りで反発、原油は6日続落している。ドル円の日足チャートでは、円安にブレーキがかかったと考えられ、RSIは押し目買いが強まる水準にある。
前日価格変動TOP3
- AUDUSD +0.70%
- USDCHF +0.64%
- CADJPY -0.54%
NY市場マーケットハイライト
- 米雇用者数は増加も予想を下回る、失業率は上昇
- 米FRBによる利下げ観測が再び上昇、ドル売りが強まる
- ドル円は2回の為替介入の後、ドル売りが強まったことで円安にブレーキ
- ドル円は一時151円台に下落、52日移動平均線が意識される
- ユーロドルは上昇、200日移動平均線付近で利益確定の動きがあり反落
- ポンドドルも上昇、200日移動平均線が抵抗線となり反落
- 豪ドルは直近高値を上回り上昇トレンド発生、0.665ドルが節目価格
- ゴールドは2300ドル付近、ドル売りが強まり反発
- 原油は6日続落、前回上昇トレンドの半値価格に接近
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。米雇用統計の弱めの結果を受けてドル売りが強まり、ドル円は一時151円台まで下落。意識されているのは52日移動平均線。2回の為替介入の後に米利下げ観測が高まるという要因が重なり、円安にブレーキが掛かったと考えることができる。
RSIを分析すると、50に接近しており、押し目買いが強まる水準でもある。GWが明け、為替介入の影響が一服すると、押し目買い注文が多く発生する可能性もある。52日移動平均線を割るかどうかに注目したい。
今日の経済指標とイベント(5月6日)
- 17:00(日本時間)、EUマーケット総合PMI
- 翌2:00(日本時間)、FOMCメンバー要人発言