カナダ中央銀行がG7諸国で初めて0.25%の利下げを決定したが、市場には織り込み済みで、米ドルカナダドルの動きは限定的だった。米国の経済指標は混在し、ドル買いが一時回復。日本の実質賃金は25ヶ月連続で下落し、最長記録を更新。ユーロドルは2日続落、ゴールドは上昇し、原油は反発した。USDCADは52日移動平均線で反発し、RSIが押し目買い圧力の強さを示唆している。今日はECBの政策金利発表と総裁記者会見に注目だ。
前日価格変動TOP3
- GBPJPY +0.92%
- USDJPY +0.79%
- EURJPY +0.70%
NY市場マーケットハイライト
- ナスダックは急騰、今年25回目の最高値更新でAI関連株に資金流入
- カナダ中銀は0.25%の利下げを決定、G7初の金融引き締めサイクル終了
- 米非ISM製造業指数は市場予想を上回る、ドル買いが回復
- 米ADP雇用統計は低調、1月以降で最も低水準
- 日本の実質賃金は25ヶ月連続下落、リーマンショックを超え最長を更新
- ドル円は52日移動平均線で反発、包み足を形成し押し目買いが強まる
- ECBは本日政策金利を発表、0.25%の利下げ予想
- ユーロドルは2日続落、1.087ドル付近で推移
- ゴールドは上昇し2355ドル台、年内米利下げが2回織り込まれる
- 原油は反発、73ドル台で反発し包み足を形成
USDCADテクニカル分析
米ドルカナダドルの日足チャートを分析する。カナダ中銀は予想どおり0.25%の利下げを決定した。織り込み済だった影響か、相場の動きは限定的。52日移動平均線で反発し1.37ドル付近で推移している。
RSIが50で何度も反発を繰り返しており、押し目買い圧力が強い。1.3750ドルを上回ると、上昇に勢いが発生する可能性がある。
今日の経済指標とイベント(6月6日)
- 21:15(日本時間)、ECB政策金利発表
- 21:30(日本時間)、米失業保険申請件数
- 23:15(日本時間)、ラガルドECB総裁記者会見