ドル円は月足チャートでフィボナッチ61.8%の139.58円へ下落中。月足RSIは2021年2月以来初めて50を割り込み、下落基調が鮮明になっている。139.58円を割り込めば132.50円を長期的に目指す可能性がある。
4月の市場では原油が12.7%下落する一方、ゴールドは6.56%上昇して4ヶ月連続高、月足RSI85と過熱。ユーロドルは5.28%上昇し2022年2月以来の高値を記録、ダブルボトムからネックライン突破。ポンドドルは3ヶ月続伸、豪ドル米ドルは下ヒゲ形成して反発している。
4月の価格変動TOP3
- XTIUSD -12.7%
- XAUUSD +6.56%
- EURUSD +5.28%
NY市場マーケットハイライト(月足)
- ドル円は2021年2月以来の約4年ぶりに月足RSIで下落基調の水準
- ドル円は139.58円を割り込むかが今後の注目点
- ユーロドルは2022年2月以来の約3年ぶりの高値
- ユーロドルはダブルボトムに類似した形、ネックラインを突き抜けて上昇
- ポンドドルは3ヶ月続伸、1.3440ドルが直近高値
- 豪ドル米ドルは大きな下ヒゲを形成して上昇、12ヶ月移動平均線を目指す
- ゴールドは4か月続伸、月足RSIが85に到達
- ゴールドの12ヶ月移動平均線の乖離率は+23.8%
ドル円テクニカル分析
ドル円の月足チャートを分析する。ドル円を大きな視点から分析すると、フィボナッチリトレースメントの61.8%を目指して下落していることが分かる。61.8%に該当するのは2024年9月の安値139.58円付近であり9月は反発した。過去に4回程度意識された価格帯である。

RSIにフィボナッチファンを描画すると、38.2%のラインまでRSIが下落している。ローソク足が139.58円を割り込み、RSIの数値も下落が続くようであれば、132.50円を長期的に目指す可能性がある。また、月足で2021年2月以来ぶりのRSI50割れとなっており、月足でも下落基調が優勢となっている。
今日の経済指標とイベント(4月21日)
- 23:00(日本時間)、米景気先行指数