欧州中央銀行(ECB)は0.25%の利下げを決定したが、追加利下げの道筋は示さず、市場はタカ派的な利下げと捉えた。これを受けてユーロドルは1.089ドル付近まで上昇し、一時1.09ドルを上回った。米株価指数は小幅な値動きで、米雇用統計を待つ展開となっている。ドル円は失業保険申請件数が予想を上回ったことで反落し、155円台で推移。ゴールドは上昇し、2376ドル台で推移している。ポンドドルは3日続伸しているが、材料不足の相場となっている。豪ドルも小幅な値動きで、0.6650ドルを上回って推移。原油は2日続伸し、75.8ドル付近で推移している。
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは90日移動平均線で反発した後、1.089ドル付近まで上昇している。ECBは利下げを決定したが、完全織り込み済でユーロ売りの反応にはならなかった。むしろ、追加利下げの道筋が示されず、ユーロ買いの反応となった。
上昇チャネル内で推移しており、堅調に上昇中。RSIも56となっており、しばらくは上昇が続きそうだ。本日の米雇用統計次第で方向感は変わる。注目したい。