米国の雇用統計は1年ぶりの高水準となり、米国の利下げ観測が後退した。ドル円は151.75円まで上昇したが、為替介入ラインとされる152円付近で上値が重たい。下値は堅く、150円台では買いが強い。ポンドドルやユーロドルは、重要な移動平均線に挟まれた推移だ。ゴールドは急落し、原油は大きな窓を開けた。イスラエルはガザ南部から一部部隊を撤退させた。ドル円の日足チャートは、レンジ相場が続いているが、ブレイクアウトすれば勢いのあるトレンドが発生する可能性がある。
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は米雇用統計の非常に強い結果を受けても、152円台に到達できなかった。為替介入が強く意識され、積極的に買う動きがない。ただし、下値も堅くなってきており、150円台では買う動きが強くなっている。フィボナッチアークを描画すると、150.50円台が支持線となると予想できる。
レンジ相場になってから2週間が経過しようとしており、ブレイクアウトすれば、勢いよくトレンドが発生する可能性がある。