市場分析
Jul 8, 2024

ユーロドルは下方向に窓開け、仏選挙で左派が勝利

フランス選挙で左派が勝利し、EUとの対立が予想されることでユーロ安圧力が高まった。これによりユーロドルは下方向に窓開けし、不安定な相場となる可能性が高い。他の通貨ペアでは、ドル円が160円台に下落、ゴールドが急騰、豪ドルがレンジ相場を上抜けるなどの動きを見せた。テクニカル分析では、ユーロドルが大きなトライアングルを形成しており、選挙結果を受けて大きく変動する可能性がある。

前日価格変動TOP3

  • XAUUSD +1.47%
  • GBPUSD +0.43%
  • USDJPY -0.30%

NY市場マーケットハイライト

  • 仏選挙は左派が躍進、今後EUとの対立が予測されユーロには重し
  • 左派は財政支出の増加を主張、投資家は警戒
  • バイデン大統領は撤退を迫られる、米民主党内は混乱
  • ユーロドルは大きく下方向に窓開け、ユーロの重しになる可能性
  • ユーロドルは雲の中に戻るか、不安定な相場が続く可能性あり
  • 米雇用統計は失業率が上昇、雇用者数は下方修正
  • ドル円は160円台に下落、一目均衡表の転換線がある160.77円で推移
  • ゴールドは急騰、米利下げ観測が高まり2386ドル付近で推移
  • 豪ドルはレンジ相場を上抜け、0.6790ドル付近が抵抗線
  • ポンドドルは下降トレンドライン付近まで上昇、ブレイクに注目

ユーロドルテクニカル分析

ユーロドルの日足チャートを分析する。大きなトライアングルを描画できる。徐々に収束してきており、仏選挙の結果で大きく変動する可能性がある。左派は支出拡大を訴えており、EUと対立する可能性がある。そのため、不安感からユーロは売られやすいのではないかと予想できる。

【EURUSD/日足】

ブレイクアウトに注目したい。本日は下方向へ窓開けした。RSIは50を上回っているが、下落圧力の強さを見極めたい。

今日の経済指標とイベント(7月8日)

  • 仏決選投票
  • 8:50(日本時間)、日経常収支