フランス選挙で左派が勝利し、EUとの対立が予想されることでユーロ安圧力が高まった。これによりユーロドルは下方向に窓開けし、不安定な相場となる可能性が高い。他の通貨ペアでは、ドル円が160円台に下落、ゴールドが急騰、豪ドルがレンジ相場を上抜けるなどの動きを見せた。テクニカル分析では、ユーロドルが大きなトライアングルを形成しており、選挙結果を受けて大きく変動する可能性がある。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.47%
- GBPUSD +0.43%
- USDJPY -0.30%
NY市場マーケットハイライト
- 仏選挙は左派が躍進、今後EUとの対立が予測されユーロには重し
- 左派は財政支出の増加を主張、投資家は警戒
- バイデン大統領は撤退を迫られる、米民主党内は混乱
- ユーロドルは大きく下方向に窓開け、ユーロの重しになる可能性
- ユーロドルは雲の中に戻るか、不安定な相場が続く可能性あり
- 米雇用統計は失業率が上昇、雇用者数は下方修正
- ドル円は160円台に下落、一目均衡表の転換線がある160.77円で推移
- ゴールドは急騰、米利下げ観測が高まり2386ドル付近で推移
- 豪ドルはレンジ相場を上抜け、0.6790ドル付近が抵抗線
- ポンドドルは下降トレンドライン付近まで上昇、ブレイクに注目
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。大きなトライアングルを描画できる。徐々に収束してきており、仏選挙の結果で大きく変動する可能性がある。左派は支出拡大を訴えており、EUと対立する可能性がある。そのため、不安感からユーロは売られやすいのではないかと予想できる。
ブレイクアウトに注目したい。本日は下方向へ窓開けした。RSIは50を上回っているが、下落圧力の強さを見極めたい。
今日の経済指標とイベント(7月8日)
- 仏決選投票
- 8:50(日本時間)、日経常収支