ゴールド価格は上昇し、史上最高値を更新した。為替市場では、ドル円が151円台後半まで値を上げ、ユーロドルが5日続伸となるなど、複数の通貨ペアが上昇した。一方で、S&P500株価指数はやや反落し、米国の利下げ観測の後退が株価の重しとなっている。原油価格は10日移動平均線で反発し、90ドルを目指す上昇基調を維持している。ゴールドのテクニカル分析によると、ボリンジャーバンドの+2σ線に沿った上昇(バンドウォーク)が確認できるが、米利下げ観測の後退により、上昇の勢いはやや弱まっている。
前日価格変動TOP3
- AUDJPY +0.48%
- XAUUSD +0.38%
- EURJPY +0.37%
NY市場マーケットハイライト
- S&P500は10日移動平均線を割り込む、株価はやや反落基調に
- 米利下げ観測の後退が株価の重し、中東の地政学リスクはやや緩和
- ドル円は151.94円の高値を付ける、日足ではレンジを上抜けするような動きに
- ユーロドルは5日続伸、短期的には上昇基調に
- ポンドドルは10MAと52MAに上下を挟まれる、もみ合い相場を形成
- 豪ドルは上昇、ダブルボトムで底打ちをし、ネックラインまで上昇の可能性あり
- ゴールドは2350ドルを一時上回る、ボリンジャーバンドでバンドウォーク形成
- 原油は10日移動平均線で反発、上昇基調を維持し90ドルを目指す
ゴールドテクニカル分析
ゴールドは一時2350ドルを超える史上最高値を更新した。現在、ゴールドはボリンジャーバンドの+2σ線に沿って上昇しており、バンドウォークを形成している。昨日、やや上ヒゲが長くなり、やや上昇の勢いが弱まってきている。地政学リスクの緊張が緩和したことや米利下げ観測が後退したことが影響したかもしれない。
10日移動平均線からも離れてきている。目標価格はフィボナッチアークの161.8%に該当する2370ドル付近と予想する。RSIは77になっており、いつ反落してもおかしくない高水準であるため、注意が必要だ。
今日の経済指標とイベント(4月9日)
- 8:00(日本時間)、FOMCメンバー講演