米国の新規雇用者数が予想を大幅に上回る結果となり、米国の利下げ観測が後退した。これを受けてゴールドは大幅に下落し、2280ドル付近まで下げた。ゴールドは52日移動平均線を割り込み、一目均衡表の雲に突入している。ドル円は上昇し、156.80円台に達した。米長期金利の上昇によりドル高が進んでいる。ユーロドルは1.077ドル付近で推移し、USDCADは大幅に上昇した。ゴールドは2250~2270ドル付近に大きな支持線があるため、反発に注意が必要である。
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは52日移動平均線を終値で割っており、2月下旬以来となる。米雇用統計の雇用者数が予想を大きく上回り、サプライズとなった。年2回の利下げ予想が揺らいでおり、ゴールドには大きな売り圧力が掛かった。2380ドル付近から2293ドルまで下落している。
一目均衡表の雲に突入し、不安定な動きになる可能性がある。MACDは3ヵ月ぶりに0を下回り、下落基調が鮮明になっている。2250~2270ドル付近は大きな支持線となっているため、反発に注意したい。