ドル円相場は上昇し、一時161.50円まで上昇した。パウエルFRB議長の議会証言では利下げ時期に言及がなく、雇用の軟調化にも触れたことでドル高が進んだ。フィボナッチエクスパンションの分析では、61.8%で明確な反発が見られ、165.50円付近までの円安進行に警戒が必要だ。市場の注目は明日の米コアCPIに集まっており、結果次第で大きな相場変動の可能性がある。162円台突入の可能性も視野に入れる必要がある。他の市場では、S&P500とナスダックが最高値を更新し、ゴールドは下落、原油は3日続落となった。為替市場ではユーロドルが上昇、ポンドドルは反落、豪ドルは堅調な上昇を見せている。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -1.26%
- AUDJPY +0.39%
- USDJPY +0.34%
NY市場マーケットハイライト
- S&P500とナスダックは最高値更新、パウエル議長は利下げ時期に言及せず
- パウエル議長は雇用が軟調になりつつあるとコメント
- 米コアCPIが低ければ利下げ観測が高まりドル売りになる可能性
- ドル円は一時161.50円まで上昇、じりじりと円安に
- ゴールドは下落、雲で跳ね返されて2363ドル付近で推移
- 原油は3日続落、81.9ドルで推移し72日MAに接近
- ユーロドルは上昇、トライアングルを形成し高値と安値が接近
- ポンドドルはトライアングル上限ラインで反落、1.278ドル付近
- 豪ドルは堅調に上昇、0.6790ドルを目指す
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。フィボナッチエクスパンションを病臥すると、61.8%で明確に反発していることが確認できる。転換線を上回り、押し目買いが入ったようだ。100%に該当するのは165.50円付近となり、さらなる円安に警戒したい。
市場が注目するのは明日の米コアCPI。CPIの結果次第では、上下に大きく揺れる可能性がある。直近高値は161.95円付近であり、162円台に突入するかどうかに注目したい。
今日の経済指標とイベント(7月10日)
- 11:00(日本時間)、NZ中銀政策金利
- 20:00(日本時間)、OPEC月次報告
- 23:00(日本時間)、パウエル議長証言
- 23:30(日本時間)、米原油在庫量
- 翌0:30(日本時間)、英中銀要人発言