欧州議会選挙で右派が議席を伸ばしたことを受け、ユーロドルは大幅下落し、5月9日以来の安値を付けた。ユーロドルは52日移動平均線を割り込み、一時は一目均衡表の雲下限まで下落したが、その後ショートカバーが発生し回復した。しかし、窓を埋める動きにはならず、CPI・FOMCを控えて様子見姿勢が拡がると予想される。今日は窓を埋める可能性があり、MACDの動きにも注目だ。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.76%
- AUDJPY +0.66%
- AUDUSD +0.47%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は小反発、CPIとFOMCを控えて取引量減少
- ゴールドは2300ドル台に回復、ショートカバ-が発生
- ドル円は2日続伸、157円付近で推移し様子見が目立つ
- ユーロドルは窓を開けて下落し5月9日以来の安値
- 欧州議会選挙では極右や右派が議席を伸ばす、フランスは選挙実施を表明
- ユーロドルは52日移動平均線を割り込んで1.0765ドル付近で推移
- 豪ドルは52日移動平均線で反発、方向感を見極めている段階か
- 原油は大幅上昇、米はイランへの追加制裁を科す方針を発表
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは窓を開けて下落し、一時一目均衡表の雲下限まで下落した。ショートカバーが発生し、回復したものの、窓を埋める動きにはならなかった。明日にはCPI、FOMCのビッグイベントを控えているため、様子見姿勢が拡がりそうだ。
本日、窓を埋める動きになる可能性があるため注意したい。MACDは0に接近しており、0を下回るタイミングにも注目だ。
今日の経済指標とイベント(6月11日)
- 15:00(日本時間)、英雇用統計
- 20:00(日本時間)、OPEC月次報告