ゴールドは米消費者物価指数(CPI)の発表を控え、売り圧力がかかっている。日足チャートではヘッドアンドショルダーを形成しており、下落の動きに注意が必要だ。MACDのヒストグラムも0を下回ってきている。フィボナッチエクスパンションでは、100%が2263ドル、161.8%が2186ドルに該当する。ネックラインである2260~2270ドル付近を割れるかどうかが注目ポイントだ。本日の米CPIやFOMCの結果次第で、相場が大きく変動する可能性がある。
前日価格変動TOP3
- EURUSD -0.23%
- EURJPY -0.15%
- GBPUSD -0.07%
NY市場マーケットハイライト
- ナスダックは最高値を再び更新、アップルがChatGPTを導入と発表
- ダウ平均株価は冴えず、S&P500は小幅続伸
- 米CPIとドットチャートに注目、利下げ予想が1~2回になるか
- ドル円は小幅上昇も様子見が強い、157.10円付近で推移
- ユーロドルは売り優勢、フランス政局の不安定化を懸念
- ポンドドルは小幅上昇、転換線を上抜けできず
- 豪ドルは52日移動平均線で反発、0.66ドル付近で推移
- ゴールドは雲の中で推移、本日の米CPI発表待ち
- 原油は78ドル台で推移、夏需要の増加で上昇も全体的には下落基調
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドはヘッドアンドショルダーを形成している。非常に分かりやすい形状になってきており、今後、下落の動きに注意が必要だ。本日の米CPIやドットチャートの発表をきっかけに相場が大きく変動すると考えられる。
MACDを分析しても、ヒストグラムが0を下回ってきている。フィボナッチエクスパンションを描画すると、100%に該当するのは2263ドル。ネックラインも2260~2270ドル付近となる。161.8%は2186ドルとなるため、ネックラインを割れるかどうかに注目したい。
今日の経済指標とイベント(6月12日)
- 15:00(日本時間)、英GDP
- 15:00(日本時間)、ドイツ消費者物価指数
- 21:30(日本時間)、米消費者物価指数(CPI)
- 23:30(日本時間)、米原油在庫量
- 翌3:00(日本時間)、FOMC声明・ドットチャート
- 翌3:30(日本時間)、FOMC記者会見