米国ではインフレと景気後退への懸念から消費者マインドが低下。スタグフレーションの可能性も。FRB関係者は年内利下げに否定的。日銀は金融引き締めを示唆するも市場は懐疑的で、ドル円は直近高値にトライ。ゴールドは2日続伸し2360ドル付近まで上昇。原油は反落し90日移動平均線を割り込む。需要減少を背景にRSIも低下。OPECの減産継続予想も、77ドル前半への下落の可能性がある。75ドル割れなら73ドル付近まで急落の恐れ。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.61%
- CADJPY +0.25%
- USDJPY +0.20%
NY市場マーケットハイライト
- 米消費者マインドが6ヶ月ぶりの低水準、インフレ期待は上昇
- 米国はインフレと景気後退が進行か、スタグフレーションの可能性がくすぶる
- 米FRB関係者は年内利下げが適切になるとは思わないとコメント
- 日銀は金融引き締め示唆も市場は懐疑的、ドル円は直近高値にトライ
- ドル円は5日続伸、157.80円付近が今後の目安となる抵抗線
- ゴールドは上昇し2日続伸、2360ドル付近まで上昇
- ユーロドルは小幅な値動きが続く、EU圏のCPIやGDPの発表待ち
- ポンドドルもボラティリティが低い、1.25ドル付近での攻防が継続
- 原油は反落、90日移動平均線を割り込む
- 原油のRSIは41まで低下、77ドル前半まで下落する可能性
原油テクニカル分析
原油の日足チャートを分析する。原油は反落し、90日移動平均線を割り込んでいる。RSIも41まで低下しており、下落基調が継続。原油需要が落ち込んでおり、上昇の勢いがない。6月にはOPEC会合も開催され減産政策が継続すると予想される。
77ドル前半までの下落の可能性がある。様子見姿勢が続きそうだが、75ドルを割り込んだ場合、73ドル付近まで急落する可能性もある。
今日の経済指標とイベント(5月13日)
- 18:00(日本時間)、EU経済見通し
- 22:00(日本時間)、FOMCメンバー要人発言