米消費者物価指数の発表を控え、株式市場は様子見ムード。一方、ドル円は再び156円台に上昇。日本の財務官は為替介入を示唆。ユーロ圏の経済指標の発表を控え、ユーロドルとポンドドルの動きに注目。ゴールドは反落し2340ドル付近で推移。原油は79ドル付近で上昇。ドル円は156.20円付近の節目を攻めている。月足の抵抗線を上抜けるのに時間を要するかもしれないが、円安ドル高基調は継続の見込み。160円を目指す可能性も。
前日価格変動TOP3
- GBPJPY +0.65%
- EURJPY +0.49%
- CADJPY +0.36%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は小幅な値動きにとどまる、米消費者物価指数待ちの様子見相場
- ドル円は再び156円台、神田財務官は為替介入を実行する用意とコメント
- 本日はEU圏の経済指標が複数予定、ユーロドル・ポンドドルの動きに注意
- 為替相場では円全面安、節目となる156.25円付近の動きに注目
- ユーロドルは52日移動平均線が抵抗線に、RSIが50を上回る
- ポンドドルは200日移動平均線を上回る、以前のレンジ下限付近で推移
- ゴールドは反落、包み足を形成し2340ドル付近で推移
- FRBパウエル議長の発言に注目、利下げ時期を探る動きが続く
- 原油は上昇、79ドル付近で推移
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は156.20円付近まで上昇。一目均衡表を分析すると、転換線が下落し、基準線をローソク足が上回っている。156.20円付近は月足単位の抵抗線があるため、上抜けするのに時間が掛かるかもしれないが、円安ドル高基調は変化しないと考える。
160円を試すと予想するトレーダーも増加しており、為替介入前の高値更新に警戒する必要がありそうだ。RSIも59で推移しているため、上昇余地は十分にある。
今日の経済指標とイベント(5月14日)
- 8:50(日本時間)、日本企業物価指数
- 15:00(日本時間)、英雇用統計
- 15:00(日本時間)、ドイツ消費者物価指数
- 20:00(日本時間)、OPEC月次報告
- 21:30(日本時間)、米生産者物価指数
- 23:00(日本時間)、FRBパウエル議長発言