米国の生産者物価指数が予想以上に下落し、インフレ鈍化の兆候が見られた。これを受けて米株は上昇し、ナスダック指数は4日連続で最高値を更新した。一方、ゴールドは下落し、原油も78ドル台で推移している。ユーロドルはフランスの政治混乱を受けて売り優勢となった。本日は日銀の政策決定会合が開催され、大幅な変更はないと予想されている。今後、米国の経済指標次第では原油の下落が加速する可能性がある。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -1.01%
- EURUSD -0.66%
- EURJPY -0.41%
NY市場マーケットハイライト
- 米生産者物価指数が予想以上の下落、インフレ鈍化の兆候
- 米株価指数には追い風、ナスダックは4日連続で最高値更新
- 米新規失業保険者数は予想以上の増加、ドル円は一時156円台半ば
- ゴールドは下落、インフレ鈍化もFOMCがタカ派で売りが優勢
- ゴールドは2300ドル台を一時割る
- ユーロドルはロンドン時間から売りが優勢に、フランスの政治混乱が要因
- 米金利見通しは年内1回に、ドル需要が根深く、ドル円は上昇しやすい
- 本日は日銀政策決定会合が開催、大幅な変更はないと考えられる
- 原油は下落、フィボナッチ38.2%で反落
- 米原油在庫が豊富である一方、OPECは減産方針で合意
原油テクニカル分析
原油の日足チャートを分析する。原油は78ドル台で推移しており、再び78~80ドルのレンジ相場内に突入した。朝方に急激に売り優勢となり、78ドル台を下回って推移している。フィボナッチリトレースメントを描画すると、23.6%で反発した後、38.2%にぶつかり、上抜けできるのかが焦点となる。
現在は方向を見極めている段階。今後、米経済指標が弱くなれば、下落が一段と強くなる可能性がある。
今日の経済指標とイベント(6月14日)
- 12:00頃(日本時間)、日銀政策金利発表
- 15:30(日本時間)、日銀総裁記者会見
- 23:00(日本時間)、ミシガン大学消費者信頼感指数
- 深夜0時(日本時間)、FRB金融政策報告書