米小売売上高が市場予想を上回ったことによりドル買いが強まり、ドル円は154円台を突破した。米利下げ開始時期の予想は11月まで後ずれとなり、インフレ抑制は厳しさを増している。財務大臣は円安けん制発言を行ったが効果はなく、ドル円は155円を目指す展開となっている。テクニカル分析では、ドル円は上昇チャネル内で推移しており、長期的な円安トレンドは継続すると予想される。今後は155円の突破と、157.15円までの上昇が見込まれている。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.62%
- GBPJPY +0.60%
- USDJPY +0.55%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は反落、米利下げ織り込み度がさらに低下
- 米利下げ開始時期の予想は11月まで後ずれ、インフレ抑制は厳しさを増す
- ドル円は154円台を突破、米経済指標の上振れでドル買いが強まる
- 財務大臣は円安けん制発言も効果なし、155円を目指す展開
- ユーロドルは1.0627ドルまで下落、売りが一服
- ポンドドルは1.25ドル付近で推移、さらに下落する可能性あり
- USDCADは順調に上昇、ドル高相場が要因
- ゴールドは上昇、一時2320ドル台まで下落も押し目買いで2386ドル台で推移
- 原油はもみ合いの動き、一目均衡表の転換線が抵抗線として機能
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は152円、153円と次々と抵抗線を突破しており、次の主要な目標価格である155円を目指す展開となっている。現在、日足のボリンジャーバンド+2σ線にタッチしており、利益確定売りも出始める価格帯になってきた。
上昇チャネル内で推移しており、長期的な流れとしては、円安は継続。155円を突破し、157.15円のフィボナッチ100%に該当する価格帯まで上昇すると予想する。
今日の経済指標とイベント(4月16日)
- 15:00(日本時間)、英雇用統計
- 18:00(日本時間)、ドイツZEW景気期待指数
- 21:30(日本時間)、カナダ消費者物価指数
- 翌2:15(日本時間)、米FRBパウエル議長発言