ゴールド価格は上昇し、米消費者物価指数と小売売上高の弱い結果を受けて買い圧力が強まる。ドル円は154.50円付近まで下落し、ユーロドルとポンドドルも上昇。豪ドルは重要な抵抗線を突破。米株価指数は最高値を更新し、秋の利下げ予想が増加中。ゴールドは日足チャートで2388ドル付近まで上昇し、今後2402ドル、2430ドルが注目される。主要経済指標として、日本GDP、豪雇用統計、米失業保険申請件数、FOMCメンバー発言が控える。
前日価格変動TOP3
- AUDUSD +0.99%
- GBPUSD +0.74%
- EURUSD +0.59%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数はそろって最高値を更新、利下げ観測の高まりが影響
- 米消費者物価指数は6か月ぶりに鈍化、米小売売上高も予想を下回る
- 秋の米利下げ予想が多くなる、9月の利下げ織り込み度は85%
- ドル円はドル売りの流れで154.50円付近まで下落、28MAを割り込む
- ユーロドルは大きく上昇、雲を上抜けて1.089ドルで推移
- ポンドドルも6日続伸、上昇基調が鮮明になる
- 豪ドルは大きな節目の抵抗線0.6650ドルをブレイクアウト
- ゴールドは上昇、利下げ観測が高まり押し目買いが強まる
- ゴールドは直近高値を更新するかどうかに注目
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。ゴールドは米CPIが弱めの結果だったことを受けて、買い圧力が強くなり、2388ドル付近まで上昇。一目均衡表の基準線を上回って推移している。今後、焦点となるのはラウンドナンバーに近い2402ドル、直近高値である2430ドル付近。
直近高値を上抜けすれば、2500ドル台も視野に入る。FOMCメンバーのコメントに注目したい。
今日の経済指標とイベント(5月16日)
- 8:50(日本時間)、日本GDP
- 10:30(日本時間)、豪雇用統計
- 21:30(日本時間)、米失業保険申請件数
- 23:30(日本時間)、FOMCメンバー発言
- 翌0:30(日本時間)、FOMCメンバー発言