原油は大幅に下落し、一目均衡表の基準線が推移する82ドル台となっている。米株価指数は4日続落し、米利下げ予想時期の後ずれにより売り優勢に転換した。ドル円は154.20円台に下落し、上昇の勢いが一服している。原油の日足チャートを分析すると、84ドル台の節目価格を割り込み、中国の経済指標の弱まりや日米韓財務相会談でのドル高けん制のコメント、米原油在庫量の増加などが下落要因として挙げられる。一目均衡表の基準線が支持線として機能しているが、これを割り込むと80ドルまで下落する可能性もある。
前日価格変動TOP3
- NZDUSD +0.64%
- AUDUSD +0.55%
- EURUSD +0.50%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は4日続落、米利下げ予想時期が後ずれで売り優勢に転換
- 日米韓財務相会談が実施、「円安に関する日本の深刻な懸念を認識」
- 新興国を中心にドル高の影響が出始める、昨日はドル安に
- ドル円は154.20円台に下落、上昇の勢いが一服
- ユーロドルは1.060ドルで反発、大陽線を形成し1.067ドル台で推移
- ポンドドルは包み足を形成、1.245ドル台で推移
- 豪ドルも大陽線が出現、ドル高をけん制するコメントが影響か
- ゴールドは下落し2360ドル台、高金利継続見込みで下落も押し目買い
- 原油は大幅下落、一目均衡表の基準線が推移する82ドル台
原油テクニカル分析
原油の日足チャートを分析する。原油は84ドル台の節目価格を割り込み、82ドル台まで下落。中国の経済指標が弱まったこと、日米韓財務相会談でドル高けん制のコメントが出たこと、米原油在庫量が膨らんだことなどがあげられる。一目均衡表の基準線が支持線として機能しており、割り込むことになれば、ストップロスを巻き込んで80ドルまで下落する可能性もある。
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200日移動平均線は80ドルで推移しており、反発する確率が高い。RSIは50に接近しており、50で反発するかどうかにも注目したい。
今日の経済指標とイベント(4月18日)
- 10:30(日本時間)、豪雇用統計
- 21:30(日本時間)、米フィラデルフィア連銀製造業景気指数