トランプ前大統領のドル高円安に対する批判的なコメントと河野大臣の日銀への利上げ要求を受け、円高が進行した。ドル円は156.20円まで下落し、52日移動平均線を割り込んだ。
他の通貨ペアでも変動が見られ、ゴールドは高値を付けた後に反落、ユーロドルは続伸、ポンドドルは上昇した。クロス円市場全体が急落し、特にポンド円は高値圏で不安定な動きを示している。ポンド円のテクニカル分析では、208.10円を高値に急落し、200円の節目を目指す可能性がある。今後の経済指標や欧州中央銀行の政策発表にも注目が集まっている。
前日価格変動TOP3
- AUDJPY -1.42%
- USDJPY -1.37%
- GBPJPY -1.11%
NY市場マーケットハイライト
- トランプ氏がインタビューに答え、「ドル高円安は大惨事」とコメント
- 河野大臣が日銀に対して利上げを求める、為替市場は円高に
- ドル円は156.20円まで下落、52日移動平均線を3月以来で割り込む
- ゴールドは2483ドルの高値を付けるも反落、2460ドル付近で推移
- ユーロドルは続伸が続く、EU消費者物価指数は予想どおり
- ポンドドルは上昇し1.3ドルを上回る、英CPIは予想を上回る
- クロス円市場は急落、ポンド円は高値圏で包み足を形成
- 豪ドル円は5日続落し節目の105円台に接近
- 原油は上昇、夏シーズンが本格化して需要増加
ポンド円テクニカル分析
ポンド円の日足チャートを分析する。ポンド円は208.10円を高値に急落している。昨日はトランプ前大統領のドル高けん制発言を受けて急落。節目となる200円を目指している可能性がある。目安となるのは52日移動平均線だ。
RSIは55となっており、下落基調転換とはなっていないが、トランプ氏の発言が影響度を増している。ファンダメンタルの変化に注意したい。
今日の経済指標とイベント(7月18日)
- 10:30(日本時間)、豪雇用統計
- 21:15(日本時間)、ECB政策金利発表
- 21:30(日本時間)、米フィラデルフィア連銀製造業景気指数
- 21:45(日本時間)、欧州中央銀行記者会見
- 23:15(日本時間)、ラガルドECB総裁会見