ゴールドは、イスラエルがイランへの報復方法を決定したとの報道を受けて上昇した。両国の対立激化により、安全資産であるゴールドへの需要が高まっている。日足チャートでは、一目均衡表の転換線で反発し、2380ドル台で推移。RSIは70以上で張り付いており、強いトレンドが継続していることを示唆。今後、2400ドル台に到達するかに注目が集まる。一方、為替市場ではドル円が一時154円を割り込んだものの、押し目買いで回復。ユーロドルはECBの利下げ方針で売られやすい状況にある。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +0.94%
- USDCAD -0.13%
- USDCHF -0.13%
NY市場マーケットハイライト
- G7の共同声明で「過度な為替の変動は経済に悪影響」
- 日本政府は為替介入の根拠とする可能性あり、市場は介入に警戒感
- 日銀関係者は利上げをゆっくり進めるとコメント
- ドル円は一時154円割れも押し目買いで回復、155円を目指し姿勢は変わらず
- ユーロドルは1.07ドル付近で戻り売り、下落トレンドになるかに注目
- ユーロドルはECBの利下げ方針で売られやすい相場
- ポンドドルはじり高も方向感がなし、ドル高がどこまで抑えられるかに注目
- 豪ドルは反発、0.644ドル付近で推移
- ゴールドは上昇、イスラエルがイランに対し報復方法を決定と報道
- イスラエルとイランが全面対立すればゴールドはさらに上昇する可能性
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。イスラエルとイランの対立が激しくなると予想されており、安全資産であるゴールドには押し目買い注文が多く入るようだ。一目均衡表の転換線で反発しており、再び2380ドル台で推移している。転換線が支持線としなっている場合、強いトレンドが継続していることを示唆する。
RSIが70を割ろうとしていたが、一連の報道によって、70を割らず、ずっと70以上で張り付いた状態が続いている。今後、再び2400ドル台になるのかに注目したい。
今日の経済指標とイベント(4月19日)
- 8:30(日本時間)、日本消費者物価指数
- 15:00(日本時間)、英小売売上高