ゴールドが2400ドル台で初の終値をつけ、直近高値の2430ドルに迫っている。銀や銅なども軒並み上昇し、銀は11年ぶりの高値を記録した。テクニカル的には、フィボナッチアークの100%とファンの50%が強い抵抗線として機能している。ゴールドは2430ドル台の高値を更新する可能性があるが、調整の動きにも注意が必要だ。一方、ドル円は155.60円付近で推移し、円安の勢いがやや落ち着いている。日銀の量的引き締め観測から、日本の長期金利は0.94%まで急上昇した。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.59%
- XTIUSD +0.81%
- GBPJPY +0.41%
NY市場マーケットハイライト
- ゴールドは2400ドル台で初の終値、2430ドルの高値に迫る
- ゴールド、銀、銅が軒並み上昇、銀は11年ぶりの高値
- ドル円は155.60円付近で推移、円安の勢いがやや落ち着く
- 日銀に「量的引き締め」観測、国債買い入れを減額
- 日本の長期金利は0.94%まで急上昇、日経平均株価には売り圧力
- ユーロドルはトレンドラインをブレイク、直近高値付近の動きに注目
- ECBの6月利下げは織り込み済も7月は据え置きという予想が拡がる
- ポンドドルは1.27ドル付近で推移、ドル売りがさらに進むかは疑問
- 豪ドルはレンジ相場の高値を上抜け、0.6650ドルが支持線として機能
ゴールドテクニカル分析
ゴールドの日足チャートを分析する。直近高値は2430ドル付近であり、現在は2414ドル台で推移している。フィボナッチアークとフィボナッチファンを描画すると、現在、アークの100%とファンの50%が上値に控えており、抵抗線としては非常に強い価格帯があることが分かる。初めて2400ドル台で終値を迎えた。
ゴールド以外でも銀や銅などの貴金属が次々と最高値を更新している。2430ドル台の高値を更新する可能性が十分にあるが、調整の動きが出る可能性にも注意。
今日の経済指標とイベント(5月20日)
- カナダ・祝日
- 4:30(日本時間)、FRBパウエル議長発言
- 21:45(日本時間)、FOMC要人発言
- 22:00(日本時間)、FRB要人発言