ユーロドルは上昇し、1.07ドル付近で推移している。フランス・ドイツのPMIが市場予想を上回ったことがユーロ買いを支えた。フィボナッチリトレースメントの38.2%まで戻しており、一目均衡表の転換線を上回っている。ただし、ECBは利下げ路線、FRBは利下げ時期が遅れる見通しとなっており、長期的にはユーロ安ドル高に傾きやすい。1.07ドルにはフィボナッチや過去の安値などのテクニカル要因もあるため、戻り売りには注意が必要だ。米株価指数は上昇し、ナスダックは90日移動平均線が抵抗線、S&P500は90日移動平均線で反発した。ドル円は34年ぶりの高値154.875円を更新し、ドル高円安が止まらない。
前日価格変動TOP3
- GBPUSD +0.82%
- AUDUSD +0.61%
- EURUSD +0.47%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は上昇、今週は主要ハイテク企業の決算発表で注目が集まる
- ナスダックは90日MAが抵抗線、S&P500は90日MAで反発し大幅高
- ドル円は34年ぶりの高値154.875円を更新、ドル高円安が止まらず
- ユーロドルは上昇、1.07ドル付近で推移も戻り売り圧力に注意
- ユーロドルはフィボナッチの38.2%にぶつかる、一目均衡表の転換線を上回る
- ポンドドルは大きく上昇、英中銀総裁がタカ派発言
- 豪ドルは転換線を上回り3日続伸、0.65ドルに迫る
- ゴールドは一時2300ドルを割れるも基準線で回復、2320ドル付近で推移
- 原油は84ドル付近まで上昇、28日移動平均線が抵抗線
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは1.06ドルで反発した後、1.07ドルに迫る勢いで上昇している。昨日発表されたフランス・ドイツのPMIが市場予想を上回り、ユーロの買戻しが入ったようだ。フィボナッチリトレースメントを描画すると、38.2%まで戻していることになる。
ファンダメンタルを考えると、ECBは利下げ路線、FRBは利下げ時期が遅れる見通しとなっており、長期的にはユーロ安ドル高に傾きやすい。1.07ドルにはフィボナッチ・過去の安値というテクニカル要素もあるため、戻り売りの動きには注意が必要。
今日の経済指標とイベント(4月24日)
- 10:30(日本時間)、豪消費者物価指数
- 17:00(日本時間)、ドイツ景気予測
- 21:30(日本時間)、米コア耐久財受注
- 23:30(日本時間)、米原油在庫量