ユーロドルは上昇し、1.07ドル付近で推移している。フランス・ドイツのPMIが市場予想を上回ったことがユーロ買いを支えた。フィボナッチリトレースメントの38.2%まで戻しており、一目均衡表の転換線を上回っている。ただし、ECBは利下げ路線、FRBは利下げ時期が遅れる見通しとなっており、長期的にはユーロ安ドル高に傾きやすい。1.07ドルにはフィボナッチや過去の安値などのテクニカル要因もあるため、戻り売りには注意が必要だ。米株価指数は上昇し、ナスダックは90日移動平均線が抵抗線、S&P500は90日移動平均線で反発した。ドル円は34年ぶりの高値154.875円を更新し、ドル高円安が止まらない。
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは1.06ドルで反発した後、1.07ドルに迫る勢いで上昇している。昨日発表されたフランス・ドイツのPMIが市場予想を上回り、ユーロの買戻しが入ったようだ。フィボナッチリトレースメントを描画すると、38.2%まで戻していることになる。
ファンダメンタルを考えると、ECBは利下げ路線、FRBは利下げ時期が遅れる見通しとなっており、長期的にはユーロ安ドル高に傾きやすい。1.07ドルにはフィボナッチ・過去の安値というテクニカル要素もあるため、戻り売りの動きには注意が必要。