原油価格は上昇し、82.2ドル付近まで回復した。これはロシアと欧米の対立激化が影響していると見られる。株式市場では、ナスダックとS&P500が3日連続で下落し、ハイテク株の調整局面の可能性が示唆されている。一方、ダウ平均株価は上昇し、高値圏でのレンジ相場を形成している。為替市場では、ドル円が一時158.7円まで下落したが、その後159.70円まで回復した。ゴールドは2330ドル台で推移し、米国の利下げ観測に影響を受けている。今後の注目イベントとして、米FOMCメンバーのコメントやカナダの消費者物価指数、米国の消費者信頼感指数の発表がある。
原油の日足チャートを分析する。原油は包み足を形成し、82.2ドル付近に上昇。上昇トレンドの継続を示唆するシグナルが発生。また、90日移動平均線が意識され、反発したという捉え方も可能だ。今後の目標価格は84ドル付近を予想する。
ロシアと西側諸国の対立が激しくなっており、意識されたようだ。82.86ドルは月足単位の抵抗線となるため、調整の反落に注意が必要だ。