米GDPは市場予想を下回り景気減速を示唆、一方で個人消費価格指数は予想を上回った。景気減速の中で価格上昇が続く「スタグフレーション」の可能性が指摘され、米景気のソフトランディング期待が弱まった。為替市場ではドル売りが進み、日本円は最弱通貨となった。ドル円は155.75円まで上昇し、一目均衡表の転換線を支えに上昇中。日銀政策決定会合が開催予定で、為替市場に関する発言に注目が集まる。ポンドドルは1.25ドルのネックラインまで回復したが、戻り売りに注意が必要。ゴールドは基準線で反発し、原油市場は小幅な値動きが継続している。
前日価格変動TOP3
- GBPJPY +0.56%
- CADJPY +0.53%
- USDJPY +0.22%
NY市場マーケットハイライト
- 米主要ハイテク企業の決算が発表、マイクロソフトは好調な決算
- 米GDPは市場予想を下回り景気減速を示唆、個人消費価格指数は予想を上回る
- 景気減速の中で価格が上昇を続ける「スタグフレーション」の可能性あり
- 米景気のソフトランディング期待が弱まる、為替市場ではドル売りに
- 日本円は再び最弱通貨に、ドル円は155.75円まで上昇
- ドル円は一目均衡表の転換線を支えに上昇中、RSIは71.9で推移
- 日銀政策決定会合が開催予定、為替市場に関して発言があるかに注目
- ユーロドルは1.072ドル付近、基準線が抵抗線として機能するか
- ポンドドルは1.25ドルのネックラインまで回復、戻り売りに注意
- ゴールドは基準線で反発、2330ドル台を推移
- 原油市場は小幅な値動きが継続、85ドル付近で推移
ポンドドルテクニカル分析
ポンドドルの日足チャートを分析する。ポンドドルはラウンドナンバーかつネックラインでもある1.25ドルまで回復。一目均衡表の基準線にぶつかっている。昨日の米GDPが市場予想を下回り、ドル売りが進んだ。しかし、インフレが収まっておらず、高金利のドルを買おうとする動きもある。
RSIは46で推移しており、今後は50で反落するかどうかに注目したい。基準線の上値には200日移動平均線が控えており、相当重たいのではないかと考えられる。
今日の経済指標とイベント(4月26日)
- 11:30(日本時間)、日銀展望リポート
- 12:00(日本時間)、日銀政策金利発表
- 15:30(日本時間)、日銀総裁記者会見
- 17:00(日本時間)、スイス中銀理事発言
- 23:00(日本時間)、ミシガン大学消費者信頼感指数