ユーロドルは1.07ドル付近で推移しているが、週末の仏総選挙を控えて敏感な動きとなっている。米国では経済指標の悪化が目立ち、景気減速が顕著になってきた。失業保険申請件数は2021年以来の高水準となり、利下げ観測が高まっている。ドル円は160円後半で張り付いており、米PCEコア価格指数の発表を待っている状況だ。ゴールドは2300ドルから2326ドルまで上昇しており、原油も上昇傾向にある。ユーロドルの日足チャートでは下落基調を示しており、下値目安は1.06ドルとなっている。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD +1.33%
- EURUSD +0.20%
- GBPJPY +0.14%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数はまちまち、ナスダックとS&P500は小幅上昇
- 米失業保険申請件数は増加、米中古住宅販売件数は予想外の減少
- コア耐久財受注指数も予想を下回る、米経済の減速が顕著に
- 失業保険申請件数は2021年以来の高水準、景気減速が開始か
- ドル円は160円後半で張り付き、米PCEコア価格指数の発表待ち
- ゴールドは2300ドルから2326ドルまで上昇、利下げ観測が高まる
- 米利下げ予想時期が9月になるか、データの見極めが続く
- ユーロドルは1.07ドル付近で推移、下落基調も週末選挙のため敏感
- ポンドドルは1.264ドル付近で推移、特に目立った材料なし
- 原油は上昇、直近高値を上抜けすれば85ドルに到達可能性あり
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは緩やかに下落基調を形成しており、1.07ドル付近で推移している。今週末は仏総選挙が予定されており、ユーロドルは選挙情勢に敏感な動きとなりそうだ。RSIは50を下回っており、下落基調を示唆している。
下値の目安としては1.06ドルの安値を目指す可能性がある。今週末のポジション持ち越しには十分注意したい。
今日の経済指標とイベント(6月28日)
- 8:30(日本時間)、日本失業率
- 15:00(日本時間)、英GDP
- 21:30(日本時間)、カナダGDP
- 21:30(日本時間)、米コアPCE物価指数
- 23:00(日本時間)、ミシガン大学消費者信頼感指数