日銀が現行の金融政策維持を決定し、緩和的な姿勢を示したことで円売りが加速し、ドル円は158円台に急伸した。米国ではハイテク企業の決算が概ね好調で、株価指数は回復している。ドル円は160円台が視野に入っているが、RSIが78.9と高水準にあり、過熱感が出ている。調整の反落に注意が必要だ。クロス円も急騰し、円が主要通貨の中で最弱となっている。ゴールドと原油のボラティリティは減少し、それぞれ2330ドル台と84ドル付近で推移している。
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は158円台に急伸しており、円安が加速している。背景には日銀が現行の金融政策を維持したことがあり、為替介入も実際には実施していないことから投機筋の円売りが加速していることがある。RSIが78.9と、非常に高い水準になっている。
過去に79~80になった相場は、その後、急落している。過熱感が出ているドル円相場であり、28日、200日移動平均線からも離れている。調整の反落に注意が必要だろう。