ドル円は米10年債利回りの大幅上昇を背景に157円台に到達し、レンジ相場を上抜ける。株価は下落し、ゴールドは中東情勢の緊迫化で3日続伸、原油は80ドル台に大幅上昇。イスラエル軍のラファ進攻で地政学リスクが高まる中、ユーロドルと豪ドルは抵抗線に阻まれる。ドル円の日足チャートでは、日本の長期金利が1.0%を超えているが、米10年債利回りの上昇でドル買いが強まり、157円台での終値によりさらなる上昇の可能性がある。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +2.1%
- XAUUSD -0.34%
- USDJPY +0.22%
NY市場マーケットハイライト
- ダウ平均株価は下落、米10年債利回り上昇で株価に重し
- ドル円は157円台に到達、レンジ相場を上抜け
- ドル円は為替介入手前の水準である157.70円を目指す可能性
- ゴールドは3日続伸、中東情勢の緊迫が増す
- 原油は大幅上昇、80ドル台に到達
- イスラエル軍はラファ中心部に到達、地政学リスクが意識される
- ユーロドルは一時上昇も戻り売りが強まる、上ヒゲの長い十字線を形成
- 豪ドルは0.6650ドルが抵抗線、転換線を上回れず
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は157円台に突入した。日本の長期金利が1.0%を超えているが、米10年債利回りが大幅上昇したことで、ドル買いが強まった。終値が157円台になったことで、さらに上昇する可能性も否定できない。

現在のところ、円を買う理由がほとんどなく、米ドルの動向がドル円相場を動かしている。今後、2回目の介入手前水準である158円台になるかが注目される。
今日の経済指標とイベント(5月29日)
- 翌2:45(日本時間)、FOMCメンバ-発言