ドル円は米10年債利回りの大幅上昇を背景に157円台に到達し、レンジ相場を上抜ける。株価は下落し、ゴールドは中東情勢の緊迫化で3日続伸、原油は80ドル台に大幅上昇。イスラエル軍のラファ進攻で地政学リスクが高まる中、ユーロドルと豪ドルは抵抗線に阻まれる。ドル円の日足チャートでは、日本の長期金利が1.0%を超えているが、米10年債利回りの上昇でドル買いが強まり、157円台での終値によりさらなる上昇の可能性がある。
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は157円台に突入した。日本の長期金利が1.0%を超えているが、米10年債利回りが大幅上昇したことで、ドル買いが強まった。終値が157円台になったことで、さらに上昇する可能性も否定できない。
現在のところ、円を買う理由がほとんどなく、米ドルの動向がドル円相場を動かしている。今後、2回目の介入手前水準である158円台になるかが注目される。