ドル円は薄商いの中、一時160.20円まで急伸した後、154円台まで急落した。市場では為替介入が実施されたと見られており、円安に一定の歯止めがかかった可能性がある。しかし、日米金利差が開いたままであるため、いずれ再び160円台にトライする可能性もある。
テクニカル分析では、ドル円はフィボナッチリトレースメントの23.6%(155.50円付近)まで戻ったが、深い円高にはなっていない。一時的な歯止めは掛かったものの、再び160円台にトライする可能性は十分にあると考えられる。
ドル円の日足チャートを分析する。GW初日の薄商いの相場で、午前中にドル円は急伸し、一時160.20円まで跳ね上がった。わずか数分で158円台から160円台になり、市場を驚かせた。その後、午後になると、160円台から154円台へと、非常に強い円買いが発生し、市場は為替介入が実施されたと踏んでいるようだ。
テクニカル的に考えると、フィボナッチリトレースメントの23.6%(155.50円付近)まで戻っただけで、そこまで深い円高にはなっていない。一時的な歯止めは掛かったが、再び160円台にトライする可能性は十分あると考えられる。