ドル円は薄商いの中、一時160.20円まで急伸した後、154円台まで急落した。市場では為替介入が実施されたと見られており、円安に一定の歯止めがかかった可能性がある。しかし、日米金利差が開いたままであるため、いずれ再び160円台にトライする可能性もある。
テクニカル分析では、ドル円はフィボナッチリトレースメントの23.6%(155.50円付近)まで戻ったが、深い円高にはなっていない。一時的な歯止めは掛かったものの、再び160円台にトライする可能性は十分にあると考えられる。
前日価格変動TOP3
- USDJPY -1.32%
- CADJPY -1.19%
- EURJPY -1.03%
NY市場マーケットハイライト
- ドル円は一時160.20円台に急伸、その後154円台まで円高に
- 市場では為替介入が実施されたと踏む、円安に一定の歯止めがかかったか
- 日米金利差が開いたままであり、いずれ160円台に再びトライする可能性あり
- 米株価指数は上昇、米企業決算が好調な結果
- ユーロドルも上下に激しく変動、1.072ドル付近で推移
- ポンドドルは1.257ドルまで上昇、1.25ドル付近のネックラインを上回る
- 豪ドルは7日続伸、90日移動平均線まで回復
- クロス円は乱高下、ドル円に連動して最高値更新後に急落
- 原油はやや反落基調、28日移動平均線で反落し82.9ドル付近で推移
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。GW初日の薄商いの相場で、午前中にドル円は急伸し、一時160.20円まで跳ね上がった。わずか数分で158円台から160円台になり、市場を驚かせた。その後、午後になると、160円台から154円台へと、非常に強い円買いが発生し、市場は為替介入が実施されたと踏んでいるようだ。
テクニカル的に考えると、フィボナッチリトレースメントの23.6%(155.50円付近)まで戻っただけで、そこまで深い円高にはなっていない。一時的な歯止めは掛かったが、再び160円台にトライする可能性は十分あると考えられる。
今日の経済指標とイベント(4月30日)
- 8:50(日本時間)、日本失業率
- 10:30(日本時間)、豪小売売上高
- 17:00(日本時間)、ドイツGDP
- 21:30(日本時間)、カナダGDP
- 23:00(日本時間)、米消費者信頼感指数