ユーロドルは、欧州各国の中銀総裁が利下げを示唆したことから大幅に下落。ダウ平均株価も高官の利上げ言及により大幅下落し、週足でダブルトップを形成中。ドル円は米長期金利の続伸で157.70円台まで上昇し、日米金利差を背景に円売りドル買いが強まっている。ポンドドルや豪ドルも下落し、米ドルが全面高。ユーロドルの日足チャートでは、ダブルトップやローソク足パターンが下落シグナルを示唆するが、下落トレンドラインは割っていない。
前日価格変動TOP3
- EURUSD -0.50%
- GBPUSD -0.50%
- USDJPY +0.28%
NY市場マーケットハイライト
- ダウ平均株価は大幅下落で週足ダブルトップ、高官の利上げ言及が影響か
- ドル円は157.70円台まで上昇、米長期金利が2日続伸
- 日米金利差が意識され円売りドル買いの動きが強まる
- ユーロドルは大幅下落、各欧州の中銀総裁が6月の利下げに言及
- ユーロ売りが強まる一方、利上げに言及された米ドルに買い注文が集まる
- ポンドドルも下落、「陽線+十字線+陰線」のパターンに類似
- 豪ドルも下落、為替相場では米ドル全面高相場となる
- ゴールドは包み足を形成、2450ドルを高値に調整局面の可能性
- 原油は200日移動平均線で反落、79.6ドル台で推移
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルはダブルトップを形成している。直近では高値切り下がり、「陽線+十字線+大陰線」のローソク足パターンが出現しており、下落を示唆するシグナルが多く出現している。ポルトガル、フランス、ラトビアの各中銀総裁が利下げに言及し、ユーロ売りムードが強まった。
一方、下落トレンドラインは割っておらず、本日の動きが焦点となる。今晩は米GDPや米コア個人消費支出価格などが控えているため、注目したい。
今日の経済指標とイベント(5月30日)
- 21:30(日本時間)、米失業保険申請件数
- 21:30(日本時間)、米コア個人消費支出価格
- 21:30(日本時間)、米GDP
- 深夜0時(日本時間)、米原油在庫量
- 翌1:00(日本時間)、FOMCメンバー発言