原油は2日続落し、米GDPの下方修正が原因で売り圧力が強まっている。ダウ平均株価は3日続落し、米GDPの下方修正と個人消費の鈍化が懸念されている。ドル円は一時上昇したが、米長期金利の低下と利下げ観測で下落した。ゴールドは2340ドル付近で推移し、原油は200日移動平均線とフィボナッチエクスパンションの61.8%付近(78ドル)が焦点となっている。ユーロドルとポンドドルも反発を見せている。
前日価格変動TOP3
- USDJPY -0.55%
- EURUSD +0.30%
- GBPUSD +0.26%
NY市場マーケットハイライト
- ダウ平均株価は3日続落、大陰線が相次ぐ
- 米GDPは下方修正、個人消費が鈍化傾向を示す
- ドル円は下落、一時157.65円まで上昇も156円後半まで売られる
- ドル売りの背景は米長期金利の低下、利下げ観測が再浮上
- ゴールドは2330ドル付近で反発、2340ドル台で推移
- 原油は200日移動平均線とフィボナッチエクスパンションが焦点
- 原油はフィボナッチエクスパンションの61.8%付近、74ドルが目標
- ユーロドルは下方トレンドラインが支持線となって反発
- ポンドドルは1.270ドルで反発、もみ合い相場が続く
原油テクニカル分析
原油の日足チャートを分析する。原油は200日移動平均線で反落が確認できる。米GDPが弱気を示したことや中国の経済も低迷していることから、原油には売り圧力が掛かっている。フィボナッチエクスパンションを描画すると、61.8%に該当するのは78ドル付近。
下方向へブレイクアウトすれば、74ドル付近までの下落も考えられる。OPEC会合も開催されるため、原油の値動きは不安定になりそうだ。
今日の経済指標とイベント(5月31日)
- 8:30(日本時間)、日本失業率
- 21:30(日本時間)、米個人消費支出物価指数
- 18:00(日本時間)、EU消費者物価指数
- 21:30(日本時間)、カナダGDP