米国株式市場で株価指数が続落し、ダウ平均株価は700ドル超の下落を記録した。米消費者マインド指数の低下など、経済指標の弱さが目立つ。これを受けてドル円相場は一時149円前半まで下落したが、日銀総裁の金利急騰けん制発言により150.40円付近まで値を戻した。
テクニカル分析では大きな流れは下落基調で、148.65円の安値更新を目指す展開が予想される。一方、日本の長期金利は2010年以来の水準まで上昇している。
本日は日本が祝日で株式市場は休場、EU圏の消費者物価指数の発表や英中銀委員の講演が予定されている。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD -3.21%
- BTCUSD -0.89%
- AUDUSD +0.23%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数が続落、ダウ平均株価は700ドル超えの下落
- 米消費者マインド指数は低下、米消費経済指標が弱い
- 米経済の成長に波紋、機関投資家が米株を消化か
- 日本の長期金利は上昇し2010年ぶりの水準で推移
- ドル円は149.25円まで下落、日銀総裁は金利急騰には介入とコメント
- ドル円は148.65円を継続して目指す、151.35が戻り高値予想
- ユーロドルは90日移動平均線に接近、雲の中で推移
- ポンドドルは90日移動平均線を上抜け、ボリンジャーバンドの+2σ線にタッチ
- ゴールドは月足抵抗線の2952ドルにぶつかる、調整の動きを予想
- 豪ドル米ドルは上昇チャネル内で推移、90MAを上抜け
- ドルインデックスは90MAを割り込む、下落基調が顕著になる
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は一時149.25円まで下落。円買いが強まった。しかし、日銀総裁の金利急騰をけん制するコメントを受けてドル円は150.40円付近まで戻った。節目の高値と安値にフィボナッチリトレースメントを描画すると、50%にぶつかっている。

ボリンジャーバンドの-2σ線にタッチしたため、反発したという見方もできるだろう。大きな流れとしては下目線なので、一時的な調整となりそうだ。引き続き148.65円の安値更新を狙っていくと予想する。
今日の経済指標とイベント(2月24日)
- 日本祝日(株式休場)
- ドイツ連邦選挙
- 19:00(日本時間)、EU圏消費者物価指数
- 22:15(日本時間)、英中銀委員講演