米国株式市場は4日連続で下落し、特にハイテク株は調整局面に入った。米消費者信頼感指数は悪化し、インフレと成長の両面で懸念が広がっている。
為替市場ではドル円が148.56円まで下落、ユーロドルは上昇基調を維持。金価格は2915ドル付近まで調整し、原油は昨年12月以来の69ドル台に急落した。トランプ政権の関税政策と連邦職員削減の方針がファンダメンタルズを悪化させている。
カナダドルへの売り圧力が続き、カナダ円は104円付近まで下落。ボリンジャーバンドの-2σ線を下抜け、強いトレンドを示すADXは47を記録しているが、ハーモニックパターン「ガートレー」の出現により反発の可能性も考慮すべき状況。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -1.29%
- CADJPY -0.83%
- EURUSD +0.45%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は4日続落、株式市場をけん引してきたハイテク株は調整局面
- 米消費者信頼感指数は悪化、インフレ懸念と成長懸念が同時に
- ドル円は一時148.56円に下落、誤差範囲だが直近安値を更新
- ドル円はフィボナッチリトレースメントを意識、50%が支持線に
- ユーロドルは上昇基調、90日移動平均線を終値で上抜け
- ゴールドは調整下落、2915ドル付近まで下落も10日MAが支持線か
- 原油は急落し昨年12月以来の69ドル台に、ボリンジャーバンドの-2σ線を下抜け
- トランプ政権の関税と連邦職員削減がファンダメンタルを悪化させる
- カナダドルは引き続き売りが強い、カナダ円は104ン付近まで下落
カナダ円テクニカル分析
カナダ円の日足チャートを分析する。カナダ円は下落が続いており、ボリンジャーバンドの-2σ線を下抜けている。また、ハーモニックパターンの「ガートレー」というパターンが出現しており、反発するシナリオも考える必要がある。ADXは47と極めて強いトレンドが出現していることを示唆。

トランプ政権の関税が3月に予定どおり実施されるという懸念がカナダ円を下落させている。今度は安値である103円付近まで下落し、その後反発する可能性がある。
今日の経済指標とイベント(2月26日)
- 16:00(日本時間)、ドイツ消費者信頼感指数