日銀が利上げを決定し、ドル円は150円を割り込んで149.64円まで下落した。日銀総裁のタカ派姿勢と長期国債買い入れ減額計画の発表が影響している。一方、パウエルFRB議長は9月の利下げ可能性を示唆し、米株価指数が急騰した。円買いが強まり、クロス円も大幅に下落。ゴールドと原油は上昇傾向にある。ドル円のテクニカル分析では、RSIが30に達し、ボリンジャーバンドの-2σ線を割っており、146.50円が下値目安と予想する。本日は英国の政策金利発表が予定されている。
前日価格変動TOP3
- EURJPY -1.76%
- GBPJPY -1.63%
- USDJPY -1.83%
NY市場マーケットハイライト
- 日銀は追加利上げと長期国債買い入れ減額計画を同時に発表
- 日銀総裁がタカ派になったか、ドル円は149.64円まで下落
- パウエルFRB議長は早ければ「9月の利下げ」が選択肢とコメント
- 円買いが強まりクロス円市場でも大きく下落
- パウエル議長のハト派発言で米株価指数は急騰
- ゴールドは2450ドル付近に上昇、再び高値更新を狙うか
- ポンドドルは小幅推移にとどまる、本日、英中銀が政策金利を発表
- ポンド円は192円台で推移、190円割れの可能性もあり
- 原油は急騰、イランでハマス指導者が暗殺
ドル円テクニカル分析
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は1月から7月上旬までの上昇を打ち消した格好だ。ドル円は150円を割っており、RSIは30に到達している。ボリンジャーバンドは-2σ線を割っており、これからバンドウォークが発生する可能性もある。日銀は利上げに関して積極的な発言をし、タカ派をイメージさせた。
今後、146.50円を目指して下落する可能性がある。米FRBのパウエル議長はハト派で利下げを示唆する発言をした。円買いドル売りが継続しそうだ。
今日の経済指標とイベント(8月1日)
- 20:00(日本時間)、英政策政策発表
- 21:30(日本時間)、米失業保険申請件数
- 23:00(日本時間)、米ISM製造業購買担当者景気指数