豪州準備銀行が政策金利を据え置き、予想外のタカ派姿勢を示したことで、豪ドルが急速な買い戻しを見せた。年内の利下げを否定したことで、豪ドル/米ドルは0.635ドルから0.652ドルまで上昇。ドル円は7日ぶりに反発し、一時146円台に突入。ユーロドルは1.1ドルを超え、ポンドドルは下落。ゴールドと原油も下落傾向。中東情勢の緊迫化よりも需要減少の懸念が市場を支配。豪ドル/米ドルの日足チャートでは、タクリ足が出現し、底打ちの可能性が示唆された。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD -1.52%
- XAUUSD -0.91%
- GBPJPY -0.48%
NY市場マーケットハイライト
- 豪中銀は金利据え置きを決定、予想外のタカ派で年内の利下げを否定
- ドル円は7日ぶりに反発、一時146円台に突入するも円高圧力は強い
- ユーロドルは90・240移動平均線が支持帯に、一時1.1ドルを超える
- ポンドドルは下落、直近安値を下回り90日移動平均線にぶつかる
- 豪ドルはタクリ足が出現、年内の利下げ否定で上昇しやすいか
- ゴールドは下落、ボリンジャーバンドの中央線を割り込む
- 原油は4日続落、上昇トレンドラインを割り込む
- 中東情勢の緊迫化があるが、需要減少の思惑が上回る
- ポンド円は6日続落、RSIは21で推移
豪ドル/米ドルテクニカル分析
AUDUSDの日足チャートを分析する。豪中銀は金利据え置きを決定し、タカ派姿勢を示した。市場は12月前の利下げを織り込んでいるが、総裁は年内の利下げを否定。0.635ドルまで下落していたが買い戻され0.652ドルまで上昇。タクリ足が出現し、長い下ヒゲが出現した。
240日移動平均線が抵抗帯として機能するも、底打ちした可能性がある。RSIは39であり、50を今後上回るかどうかに注目。
今日の経済指標とイベント(8月7日)
- 23:30(日本時間)、原油在庫量