市場分析
Aug 7, 2024

豪は政策金利据え置き、予想外のタカ派で急速な買い戻し

豪州準備銀行が政策金利を据え置き、予想外のタカ派姿勢を示したことで、豪ドルが急速な買い戻しを見せた。年内の利下げを否定したことで、豪ドル/米ドルは0.635ドルから0.652ドルまで上昇。ドル円は7日ぶりに反発し、一時146円台に突入。ユーロドルは1.1ドルを超え、ポンドドルは下落。ゴールドと原油も下落傾向。中東情勢の緊迫化よりも需要減少の懸念が市場を支配。豪ドル/米ドルの日足チャートでは、タクリ足が出現し、底打ちの可能性が示唆された。

前日価格変動TOP3

  • XTIUSD -1.52%
  • XAUUSD -0.91%
  • GBPJPY -0.48%

NY市場マーケットハイライト

  • 豪中銀は金利据え置きを決定、予想外のタカ派で年内の利下げを否定
  • ドル円は7日ぶりに反発、一時146円台に突入するも円高圧力は強い
  • ユーロドルは90・240移動平均線が支持帯に、一時1.1ドルを超える
  • ポンドドルは下落、直近安値を下回り90日移動平均線にぶつかる
  • 豪ドルはタクリ足が出現、年内の利下げ否定で上昇しやすいか
  • ゴールドは下落、ボリンジャーバンドの中央線を割り込む
  • 原油は4日続落、上昇トレンドラインを割り込む
  • 中東情勢の緊迫化があるが、需要減少の思惑が上回る
  • ポンド円は6日続落、RSIは21で推移

豪ドル/米ドルテクニカル分析

AUDUSDの日足チャートを分析する。豪中銀は金利据え置きを決定し、タカ派姿勢を示した。市場は12月前の利下げを織り込んでいるが、総裁は年内の利下げを否定。0.635ドルまで下落していたが買い戻され0.652ドルまで上昇。タクリ足が出現し、長い下ヒゲが出現した。

【AUDUSD/日足】

240日移動平均線が抵抗帯として機能するも、底打ちした可能性がある。RSIは39であり、50を今後上回るかどうかに注目。

今日の経済指標とイベント(8月7日)

  • 23:30(日本時間)、原油在庫量