市場分析
Aug 8, 2024

日銀副総裁がハト派コメント、ユーロ円は反発

日銀副総裁のハト派的発言を受け、ユーロ円相場が反発した。副総裁は不安定な状況下での利上げを否定し、円買いが一服した。ドル円も143円台から147円台後半まで上昇。ユーロ円は154円から160円台に回復し、RSIが30を上回った。日経平均株価は一時3万5000円を回復。米株価指数は続落し、ナスダックは200日移動平均線を割り込んだ。ゴールドは5日続落、原油は中東情勢を背景に急騰。ユーロ円の技術分析では、上昇の可能性が示唆されているが、戻り売り圧力も強い。本日の注目は米失業保険申請件数の発表である。

前日価格変動TOP3

  • USDJPY +1.75%
  • EURJPY +1.57%
  • GBPJPY +1.56%

NY市場マーケットハイライト

  • 日銀副総裁は不安定な状況で利上げは実施しないと明言
  • 本日は米失業保険申請件数が発表、雇用状況が悪化していれば再びドル売りか
  • ドル円は反発、143円台から一時147円台後半に上昇
  • ユーロ円も反発、154円から160円台に上昇
  • ユーロ円はRSIが30を上回る、下落基調に一服
  • 豪ドルはタクリ足が出現後に上昇するも、基準線で反落し十字線を形成
  • 日経平均株価は一時3万5000円を回復、割安圏の株が買われる
  • 米株価指数は続落、ナスダックは200日移動平均線を割り込む
  • ゴールドは5日続落、90日移動平均線に接近
  • 原油は急騰、中東情勢が意識される

ユーロ円テクニカル分析

ユーロ円の日足チャートを分析する。ユーロ円は急上昇している。RSIが30を上回り、一般的には上昇を示唆するシグナル。転換線で反落しており、戻り売り圧力はやや強い。日銀のハト派発言で円買いトレードが一服したものの、ズルズルと下落する可能性もある。

【EURJPY/日足】

ローソク足のパターンを見ると、安値圏で「陰線+十字線+大陽線」の明けの明星の形が出現している。上昇するとすれば、フィボナッチリトレースメントの38.2%に該当する162円付近を目指すと予想できる。

今日の経済指標とイベント(8月8日)

  • 21:30(日本時間)、米失業保険申請件数