原油価格が高騰し、中東情勢への市場の懸念が反映された。米株価指数は下落し、米10年債利回りは4%台に上昇。為替市場ではドル高が進行。ドル円は149円台に到達後反落。ユーロドルはリターンムーブの動きを見せ、豪ドル米ドルとNZドル米ドルは下落。金価格も下落傾向。原油価格は75ドルから77ドル台に急騰し、イスラエルによるイラン原油施設への攻撃懸念が背景にある。原油の日足チャートでは、90日移動平均線を上回り、RSIは堅調な上昇基調を示している。今後の経済指標やイベントにも注目が集まっている。
前日価格変動TOP3
- XTIUSD +4.4%
- AUDUSD -0.46%
- GBPUSD -0.26%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数が軒並み下落、米10年債利回りが4%台に浮上
- 高金利懸念で株式市場に重し、為替市場はドル高で反応
- ドル円は149円台に到達した後に反落、上昇一服か
- ユーロドルはリターンムーブの動き、1.100ドルが抵抗線になるかに注目
- 豪ドル米ドルは3日大幅続落、ドル高に傾く
- NZドル米ドルは5日大幅続落、明日0.50%の利下げ予想
- 米ドルカナダドルは5日上昇、ダブルボトムを形成中か
- 米ドルカナダドルは1.3650ドルを上回れば、ネックラインブレイクアウト
- ゴールドは金利上昇を受けて2643ドルに下落、4日続落
- 原油は高騰、75ドル台から77ドル台に
- 原油は10月の始値69ドルから一本調子で上昇
- 市場はイスラエルによるイラン原油施設への攻撃を懸念
原油テクニカル分析
原油の日足チャートを分析する。原油価格は75ドルから77ドル台に急騰。産油国であるイランへのイスラエルによる攻撃が懸念されており、攻撃が実施されれば原油供給に影響があるとの考えから原油が買われやすくなっている。昨日の上昇で90日移動平均線を上回った。
RSIは57付近で推移しており、堅調は上昇基調を維持。直近高値を上回ってエリオット波動の3波とも捉えることができる。ファンダメンタルが相場を動かしている状況だ。
今日の経済指標とイベント(10月8日)
- 8:30(日本時間)、日本家計調査・消費支出
- 9:30(日本時間)、豪金融政策委員会議事要旨
- 翌1:45(日本時間)、ボスティック委員講演
- 翌2:00(日本時間)、ドイツ連銀総裁講演