市場分析
Sep 9, 2024

原油は下落基調が継続、米新規雇用者数は市場予想に届かず

原油市場は下落基調が続き、68ドル台まで下落。米国の新規雇用者数が市場予想を下回ったことで、経済失速懸念が高まっている。為替市場では、ドル円が一時141円台に下落。米消費者物価指数(CPI)と9月のFOMCでの利下げ幅に注目が集まる。

株式市場も下落基調で、恐怖指数は20まで上昇。ユーロドルは1.115ドルまで上昇後に反落、豪ドルは急落。クロス円も軒並み下落している。ゴールドは下落したが、利下げ観測が高まれば反発の可能性もある。

前日価格変動TOP3

  • AUDUSD -1.09%
  • USDJPY -0.86%
  • GBPUSD -0.43%

NY市場マーケットハイライト

  • 米新規雇用者数は減少、平均時給は予想を上回る
  • 利下げ幅を決定づける内容とならず、為替市場は不安定
  • ドル円は一時141円台に下落、市場の注目は米CPIに
  • 9月FOMCの利下げ幅が引き続き焦点、米株価指数は下落基調
  • ユーロドルは一時1.115ドルまで上昇も反落、28日MAが接近
  • 豪ドルは急落、雇用統計の強弱が入り乱れボラティリティ高まる
  • クロス円は軒並み下落、各通貨ペアは直近安値割れに注目
  • 恐怖指数は20まで上昇、株式市場のボラティリティ上昇に警戒
  • 原油は68ドル台、米経済失速の懸念で売りが強まる
  • ゴールドは下落で反応も、利下げ観測高まれば押し安値を形成する可能性

原油テクニカル分析

原油の日足チャートを分析する。原油は72ドルの支持線をブレイクアウトした後、68ドル台まで下落している。ボリンジャーバンドの-2σ線に沿って下落をしており、RSIも36と下落基調を示す水準で推移。背景には雇用統計が弱めだったことで、米経済失速懸念が高まっていることがある。

【XTIUSD/日足】

68ドル台は過去に少なくとも6回以上は反発している支持帯で非常に強い。68ドル台を割るようであれば、65ドルまで一気に下落する可能性もある。

今日の経済指標とイベント(9月9日)

  • 8:50(日本時間)、日本GDP
  • 10:30(日本時間)、豪建設許可件数