原油市場は下落基調が続き、68ドル台まで下落。米国の新規雇用者数が市場予想を下回ったことで、経済失速懸念が高まっている。為替市場では、ドル円が一時141円台に下落。米消費者物価指数(CPI)と9月のFOMCでの利下げ幅に注目が集まる。
株式市場も下落基調で、恐怖指数は20まで上昇。ユーロドルは1.115ドルまで上昇後に反落、豪ドルは急落。クロス円も軒並み下落している。ゴールドは下落したが、利下げ観測が高まれば反発の可能性もある。
原油の日足チャートを分析する。原油は72ドルの支持線をブレイクアウトした後、68ドル台まで下落している。ボリンジャーバンドの-2σ線に沿って下落をしており、RSIも36と下落基調を示す水準で推移。背景には雇用統計が弱めだったことで、米経済失速懸念が高まっていることがある。
68ドル台は過去に少なくとも6回以上は反発している支持帯で非常に強い。68ドル台を割るようであれば、65ドルまで一気に下落する可能性もある。