原油市場は下落基調が続き、68ドル台まで下落。米国の新規雇用者数が市場予想を下回ったことで、経済失速懸念が高まっている。為替市場では、ドル円が一時141円台に下落。米消費者物価指数(CPI)と9月のFOMCでの利下げ幅に注目が集まる。
株式市場も下落基調で、恐怖指数は20まで上昇。ユーロドルは1.115ドルまで上昇後に反落、豪ドルは急落。クロス円も軒並み下落している。ゴールドは下落したが、利下げ観測が高まれば反発の可能性もある。
前日価格変動TOP3
- AUDUSD -1.09%
- USDJPY -0.86%
- GBPUSD -0.43%
NY市場マーケットハイライト
- 米新規雇用者数は減少、平均時給は予想を上回る
- 利下げ幅を決定づける内容とならず、為替市場は不安定
- ドル円は一時141円台に下落、市場の注目は米CPIに
- 9月FOMCの利下げ幅が引き続き焦点、米株価指数は下落基調
- ユーロドルは一時1.115ドルまで上昇も反落、28日MAが接近
- 豪ドルは急落、雇用統計の強弱が入り乱れボラティリティ高まる
- クロス円は軒並み下落、各通貨ペアは直近安値割れに注目
- 恐怖指数は20まで上昇、株式市場のボラティリティ上昇に警戒
- 原油は68ドル台、米経済失速の懸念で売りが強まる
- ゴールドは下落で反応も、利下げ観測高まれば押し安値を形成する可能性
原油テクニカル分析
原油の日足チャートを分析する。原油は72ドルの支持線をブレイクアウトした後、68ドル台まで下落している。ボリンジャーバンドの-2σ線に沿って下落をしており、RSIも36と下落基調を示す水準で推移。背景には雇用統計が弱めだったことで、米経済失速懸念が高まっていることがある。
68ドル台は過去に少なくとも6回以上は反発している支持帯で非常に強い。68ドル台を割るようであれば、65ドルまで一気に下落する可能性もある。
今日の経済指標とイベント(9月9日)
- 8:50(日本時間)、日本GDP
- 10:30(日本時間)、豪建設許可件数