EU圏のインフレ指標が予想通りとなり、ユーロドルは200日移動平均線付近まで回復。米株式市場は大幅下落し、52日移動平均線近辺まで下落した。日銀は金融政策を据え置き、年末か年始の利上げが示唆された。
ドル円は153.35円で反落。金価格は史上最高値を更新後、利益確定売りで下落。背景には米大統領選や中東情勢の緊張がある。
ポンドは1.29ドルを割り込み、英財務相の大規模財政支出案でインフレ長期化への懸念が強まっている。原油価格は中東の地政学的リスクを受けて2日連続で上昇した。
ユーロドルの技術分析では、4日連続の上昇後、1.09ドルが次の重要な抵抗線となっている。
前日価格変動TOP3
- XAUUSD -1.66%
- EURJPY +0.65%
- EURUSD +0.25%
NY市場マーケットハイライト
- 米株価指数は大幅下落、52日移動平均線付近まで下落
- 日銀は金利据え置きを決定、12月もしくは1月に利上げ実施の可能性
- ドル円は下落、フィボナッチ61.8%の153.35円で反落
- ゴールドは大幅下落、史上最高値更新をうけて利益確定の動き
- ゴールドは米大統領選や中東情勢を背景に上昇、大統領選後に注意
- ポンドドルは2日続落、1.29ドルを終値で割り込む
- 英財務相は大幅財政支出案の予算を発表、インフレが長期化する可能性
- ユーロドルは上昇、EU圏のインフレ率がECB予想どおり
- ユーロドルは200日移動平均線付近で推移、攻防が続く
- 原油は2日続伸、イスラエルとイランが報復準備と報道
ユーロドルテクニカル分析
ユーロドルの日足チャートを分析する。ユーロドルは4日続伸し、200日移動平均線まで回復している。ダブルトップが完成し、1.08ドルまで下落したユーロドルだが、安値圏で「陽の包み足」、下ヒゲが大きく伸びた「たくり足」の出現が確認できる。どちらも底打ち~上昇基調への転換を示唆するシグナル。
RSIは45となっており、ラウンドナンバーの1.09ドルが上値抵抗線となりそうだ。
今日の経済指標とイベント(11月01日)
- 21:30(日本時間)、米雇用統計
- 23:00(日本時間)、米ISM製造業購買担当者景気指数