市場分析
Sep 10, 2024

ドル円は反発、日本GDPが下方修正

日本のGDPが予想外に下方修正され、円安要因となった。ドル円は一時143円台に上昇したが、売り圧力も強まっている。米株価指数は反発したものの、前日の高値を超えられなかった。市場の関心は米CPIに向かっており、利下げ幅の予想が分かれている。

ユーロドル、ポンドドル、豪ドルは下落傾向。ゴールドは上昇し、原油はわずかに反発。中国のデフレ懸念が世界経済減速の可能性を示唆。

ドル円のテクニカル分析では、トライアングル形成とRSIのダイバージェンスが見られる。141.70円を割る動きに注目。

前日価格変動TOP3

  • USDJPY -0.72%
  • EURUSD -0.43%
  • XAUUSD +0.40%

NY市場マーケットハイライト

  • 日本の国内総生産が予想外の下方修正、円安要因になる
  • 米株価指数は反発も「はらみ足」、前日の高値を上抜けできず
  • ドル円は一時143円台に上昇も売り圧力が強まる、RSIはダイバージェンス
  • 市場の関心は米CPI、利下げ幅0.50%か0.25%かで予想が分かれる
  • ユーロドルは長いヒゲを形成し下落、28日MAを割り込む
  • ポンドドルはダブルトップを形成か、高値陰線+長いヒゲを形成
  • 豪ドルも28日MAを割り込む、大きなレンジ相場を形成
  • ゴールドは上昇、長い下ヒゲが散見され買い圧力が根強い
  • 原油はわずかに反発も弱い、ボリンジャーバンド-2σ線に沿って下落
  • 中国がデフレスパイラル懸念、世界経済減速が加速する可能性

ドル円テクニカル分析

ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は高値切り下がりのトレンドライン、支持線に囲まれたトライアングルを形成している。RSIは安値切り上がりとなっており、ダイバージェンスとなっている。全体として下げ渋りがあるイメージだ。下値が相当堅い。

【USDJPY/日足】

ポイントとなるのは安値を下抜けしたとき。141.70円を割ったタイミングで、下方向に一気に伸びる可能性がある。しかし、ブレイクアウトした後は「リターンムーブ」があり、最初は様子を見るのが良い。米CPIに注目。

今日の経済指標とイベント(9月10日)

  • 15:00(日本時間)、英雇用統計
  • 15:00(日本時間)、ドイツ消費者物価指数
  • 20:00(日本時間)、OPEC月次報告