日本のGDPが予想外に下方修正され、円安要因となった。ドル円は一時143円台に上昇したが、売り圧力も強まっている。米株価指数は反発したものの、前日の高値を超えられなかった。市場の関心は米CPIに向かっており、利下げ幅の予想が分かれている。
ユーロドル、ポンドドル、豪ドルは下落傾向。ゴールドは上昇し、原油はわずかに反発。中国のデフレ懸念が世界経済減速の可能性を示唆。
ドル円のテクニカル分析では、トライアングル形成とRSIのダイバージェンスが見られる。141.70円を割る動きに注目。
ドル円の日足チャートを分析する。ドル円は高値切り下がりのトレンドライン、支持線に囲まれたトライアングルを形成している。RSIは安値切り上がりとなっており、ダイバージェンスとなっている。全体として下げ渋りがあるイメージだ。下値が相当堅い。
ポイントとなるのは安値を下抜けしたとき。141.70円を割ったタイミングで、下方向に一気に伸びる可能性がある。しかし、ブレイクアウトした後は「リターンムーブ」があり、最初は様子を見るのが良い。米CPIに注目。